ユニゾン LOCKS!

毎週水曜日は、わが校の“鍵のスクール・ドクター”
UNISON SQUARE GARDEN先生!
半年間の期間限定でお届けしてきたユニゾンLOCKS!、(これでいったん)休講です。
ユニゾンLOCKS!に参加してくれた生徒のみんなありがとう!
そして、UNISON SQUARE GARDEN先生ありがとうございました!

合唱曲を解剖!

ユニゾン LOCKS! 2017.5.31 水曜日

SCHOOL OF LOCK!


このクラスで実施している
【スクールソングプロジェクト supported by カルピスウォーター】
ユニゾン先生の楽曲提供が決定した北海道旭川東栄高等学校。
決定を受けて現在楽曲制作中。その進行は…

斎藤「ピアノで演奏して、基本的には歌の色んなパート分けでストーリーを作っていくと…」

田淵「ストーリーね。ちゃんと合唱でバァーと、卒業式とかで流れるような物のイメージだね」

斎藤「メッセージは極力シンプルな物が良いと思うんだよね」

鈴木「う〜ん……」

そんな中!またしても斎藤先生が…

「SCHOOL OF LOCK!の生徒のみなさん、こんばんは。
UNISON SQUARE GARDENの斎藤宏介です。
特殊な力を使って直接、みんなの頭の中に話しかけています。
今、聞いてもらっているのは僕たちがミーティングしている声です。
【スクールソングプロジェクト supported by カルピスウォーター】
こちらの当選校が先週、ついに決まりました。
来年の3月で学校が閉校してしまう、北海道旭川東栄高校です。
現在、この学校の生徒のみんなのために、急ピッチで曲の制作作業を始めています。
ただ、僕たちがツアー中という事もあり、一刻を争うスケジュールになっているので、ミーティングを中断する時間も惜しんで、
こうして特殊な力を使って説明をしています。
ちなみに僕がこの力を身に付けた、とーやま校長との修行の日々は、またいつか時間を設けてお話ししたいと思います。○×▲◇!!! 」


SCHOOL OF LOCK!


斎藤「あ〜時間が無いな…!」

田淵「あの…さっきちょっと納期…って言ったら嫌な言い方だけど(笑)、“いつお渡しして披露するんですかね?”って話を職員の方としたら想像以上に早かった!

鈴木「おぉーーー」

田淵「驚いたよ、僕!」

斎藤「ごめん。勝手な印象だけど、田淵は結構曲作るのが速いなって思ってるんだけど…」

田淵「うん」

斎藤「その田淵ですら、焦るくらい早いってこと?」

田淵「えっとですね…そこに関しては僕は大丈夫なんですけど、これ世の中のバンドマンみんなが出来るのか…」

斎藤&鈴木「(笑)」

田淵「僕は文句を言ってるわけじゃないよ(笑)」

斎藤「田淵さんならそれが……?」

田淵「僕は…正直…出来ます!」

斎藤&鈴木「ウォ〜イ!!」

SCHOOL OF LOCK!


田淵「盛ってるわけじゃなくて、僕は曲と歌詞を書くのが速いので、そこは心配しないで、イメージさえ掴めれば!」

斎藤「全国のクライアントのみなさん、田淵智也にお急ぎの仕事があれば…!」

鈴木「(笑)」

田淵「(笑)いやでもねぇ、そういう事ばっかやっていると、クオリティがどんどん下がっていく事に自分でも気付けなくなっちゃうから、ある程度心の余裕を持った上でやっていかなきゃいけないなと思っているんですが…まぁまぁ大丈夫ですよ」

斎藤「大丈夫?」

田淵「出来ます!」

斎藤「という事で生徒のみなさん、ごめんなさい!今夜も…休診です!」


M mix juiceのいうとおり / UNISON SQUARE GARDEN


斎藤「現在開催中のツアー『fun time holiday6』
日6月1日(木)香川県・festhalleパスピエ
そして6月3日(土)広島・BLUE LIVE HIROSHIMAでBLUE ENCHANTとツーマンライブです!!」

鈴木「はい!」

斎藤「足を運んでくれる皆さん!引き続きよろしくお願いします!」

SCHOOL OF LOCK!


斎藤「さぁ改めて楽曲作りなんですけど、どんな感じですか?田淵さん、曲の進行具合は?

田淵「合唱曲にしていいって事で、何曲か合唱の曲を聴いて“ああ、なるほど!”って感じになって…」

斎藤合唱曲をお勉強中?

田淵「はい!勉強って言っても、いわゆる“何声コーラスなのかな”ぐらいなので、“これぐらいの人数感でやれば、それっぽく聞こえるんだな”っていうのを何となくリサーチしている最中です」

鈴木「ちなみに田淵は好きな合唱曲とかあるの?」

SCHOOL OF LOCK!


田淵「これがですね…!最近合唱曲の話になる事が何回かあって、それこそ9mm(9mm Parabellum Bullet)と…。“俺、みんなほど合唱曲知らないな”と思って。みんな中学の時に合唱コンクールっていうのをやったんだね?」

斎藤「やったよ」

田淵「だよね、斎藤くんは。俺はやってなくて、鈴木くんにも聞いたら“やってない”って」

鈴木「うん」

田淵「だから知らないの合唱曲を。『魔王』しか!」

斎藤「“♪お父さん、お父さん〜”のヤツ…!貴雄って中学私立だっけ?」

鈴木「そうだよ」

斎藤「貴雄私立で、田淵も私立で、俺は公立だから…」

田淵「私立はやらないんだ〜!」

斎藤「その差かな…?公立はもう…僕の住んでいた地域は当たり前のようにやってた」

田淵「何をやってたの?何が有名だった?」

SCHOOL OF LOCK!


斎藤「僕が1番好きだったのは、『旅立ちの日に』っていう曲。何で好きかっていうと、最初パート分けして練習するわけよ。同じ部屋にみんなで集まってやるんじゃなくて、パート毎にやるわけ。確か、俺、アルトだったのかな?ずっと“♪今 別れの時〜”(主旋律じゃない音程)みたいなすごいメロディーにハマっていない事をずっとやるの」

田淵「ほうほう」

斎藤「それで、ある程度完成したら全パートが集まって、せーのでバンッとやるの」

田淵「はい…!」

斎藤「そしたら“あっ!!こういう事だったのか!”ってなるの!」

田淵「あっ、合唱曲って最初に教えてちゃダメなの?“この曲です”って」

斎藤「たぶん、それを一回知っちゃうとみんな主旋律に引っ張られちゃうんじゃないの?」

田淵「そうなんだ!これは参考にしないといけないね」

斎藤「かもしれないね!練習方法としては…」


M 旅立ちの日に


斎藤「(♪今 別れの時〜の部分を聴いて)あっ!これこれ!“♪飛び立とう〜!”」

鈴木「気持ちいい!」

斎藤「(笑)」

田淵「これでも…作曲の時にいわゆる“裏メロ”っていって、裏メロを歌っているんだけど時々上のコーラスも歌っているみたいな…ユニゾンだと『桜のあと(all quartets lead to the?)』『オトノバ中間試験』のサビでやっているような…」

斎藤「うん」

田淵「裏メロっぽいんだけど、たまにハモっているみたいなやり方かな?きっと」

斎藤「でも、これ高度な技術だよね。ずっとハモっているわけでもなく、ずっと追いかけっこしているわけでもなく」

田淵“ユニゾン”になる瞬間とかもあるもんね、同じ音を歌っている時もあるし…面白いですね〜!」

斎藤「あとハモりが主旋に対してガチガチにハモっているわけじゃなくて、“♪大空に〜”ってところはすごく平坦」

田淵「はいはい!そうだね。三声って全部動かすとしっちゃかめっちゃかになるから、1個だけステイ気味のラインを作ると安定して聴こえるみたいな」

斎藤「ステイ気味っていうのは同じの音の付近でっていうことね」

田淵「そうだね。でも大丈夫!何となくユニゾンでもやってきた事なので…あっ、はいはい、は〜い

斎藤&鈴木は〜い(笑)

田淵「こんな医者イヤだな!“あっわかりました。はいはい、は〜い”って(笑)」

SCHOOL OF LOCK!


斎藤「続きまして鈴木ドクター、好きな合唱曲ありますか?」

鈴木『蛍の光』ですね。これは良い曲じゃないですか?国民全員が知ってる」

斎藤&田淵「うん」

鈴木「どこで知ってるかと言うと、“居酒屋の終わる時間”なんですね〜」

斎藤&田淵「そうなんだよ〜!」

田淵「本屋もそうなんだよ〜!」

斎藤「俺も本屋思った!なんか冷房が強くなったりするんだよ〜!」

鈴木「あっそうそう!」

斎藤「長居させないようにさ」

田淵「歌詞もさ、“♪蛍の光、窓の雪、”しか知らないけど、特に“帰れ”って言われてないのに“あっ何か、帰らなきゃ”って思うもんね」

鈴木「間接的にだよね、何か懐かしい故郷の風景とかを想像させるようなメロディーじゃないですか?」

田淵「すごいよね!」

鈴木「“家に帰りてぇ〜な!”っていう気持ちに間接的に持っていくんじゃないですか?」

田淵「なるほど〜!これ面白いな〜」


M 蛍の光


田淵「うわ〜!男性が上か〜!」

斎藤「そうなんだ?」

田淵「うん。しかも男性が女性の上をいっている!だから裏声で歌っている男の人いるよね」

斎藤「何か、女性のアルトとすごい近い所に」

田淵「カッコイイな〜!これはちょっと真似できないな…」

斎藤「すごいメロディーラインだね!」

田淵「ラジオが終わる時の“TOKYO FM〜”みたいな(笑)」

鈴木「あるある!(笑)」

田淵「これ生徒のみんな、帰ってたりしていないですよね?(笑)」

斎藤「(笑)」

SCHOOL OF LOCK!


田淵「実は、いま卒業式の歌シリーズみたいな感じのCDをみんなで見ていて、あれやこれやと言ってるんですけど、いわゆる卒業式の歌もさることながら、J-POPの歌も入ってるのよ」

斎藤「うんうん」

田淵「俺、ネットとかで勉強した時はスピッツの曲とかRADWIMPSの曲を合唱でカバーした感じのヤツを音源何個か聴いたりしたので、そういうのも何か使えるんだよね」

斎藤「定番曲って結構あるよね?」

田淵「ラインナップあるから見てみて…」


SCHOOL OF LOCK!


斎藤「あっホントだ!色々ありますね。レミオロメン『3月9日』

田淵「良いですね〜!」

斎藤「……あっ!ちょっと待って!!1個見えちゃった!!!!」

鈴木「どうしたの?どうしたの?」

斎藤「いやいや…!あとは、ゆず『友 〜旅立ちの時〜』スピッツ『空も飛べるはず』

田淵「あ〜飛べちゃうんだからもう〜」

斎藤「あっ!SMAP『世界に一つだけの花』!」

田淵「有名な曲だね〜」

斎藤コブクロ『桜』とか、海援隊『贈る言葉』とか…」

田淵「何言われても名曲だと思っちゃうもんな〜」

SCHOOL OF LOCK!


斎藤Kiroro『Best Friend』であるとか…」

鈴木あ〜〜〜!!!

田淵Oh,my goodness!!

斎藤「ありましたよ『Best Friend』(笑)」

田淵「これは来てしまいましたよ…」

斎藤「やっぱり名曲なんだって!」

田淵「そりゃあそうだよ!えっ?じゃあ…合唱でKiroroの『Best Friend』あるんだったらそれでいいじゃん!!先週ポロっと言ったけど」

斎藤「言ってましたね…(笑)」

田淵「そっちの方が絶対に“ありがとう”を伝えられるって!」

斎藤「そしたら俺らじゃなくて、Kiroroさんに最初からお願いしてればよかったっていう話だから…」

田淵「それはちょっとKiroroの『Best Friend』と比べてどっちが良いか判断して。頑張って作ってみるけど、やっぱり良い歌で歌ってもらいたいって思うわけ」

斎藤「う〜ん」

田淵「そこで仮に僕らがやると決まっているとはいえ、それは生徒からしたら“大事な学校に’ありがとう’を言うんだから良い曲の方を歌わせろよ”って話になると思うんですよ」

斎藤「うんうん」

田淵「ってなると、“Kiroroの『Best Friend』の方が良いな”ってなったらそっちを選択するっていう生徒の自主性は尊重したいな…」

斎藤「じゃあ…合唱バージョンの『Best Friend』を聴いてみます?」

SCHOOL OF LOCK!



M 『Best Friend』合唱バージョン


(♪女性・主旋律)

田淵「これ、一声だね。」


(♪男性の声が入ってくる)

3人「おお〜!」

鈴木「フレンドが入ってきたよ!」

斎藤「フレンド出てきた(笑)」

田淵「あ〜男女の友情は成立するって思ってる派だ!」

鈴木「そこのテーマじゃないと思うけど(笑)」


(♪Bメロ)

田淵「あっ3人目出てきた!お〜!」


(♪サビ)

田淵「あ〜!」

斎藤「やっぱ、追いかけっこですよ」

田淵「追いかけっこなぁ〜!」

斎藤「男性と女性とで、追いかけっこも入れ替わるんだね」

田淵「あ、ハミングとかもいるんだね!」

SCHOOL OF LOCK!


田淵「ふ〜ん…」

斎藤「良いじゃないですか」

田淵この子にしよう!!

斎藤&鈴木「この子にしよう!(笑)」

田淵「なるほど…結構面白いな!アレだね、J-POPの曲だと“合唱のために作られたメロディー”というよりかは“歌うために作られたメロディー”だから、“その歌うためのメロディーに対してどうやって彩っていったら合唱にしかできないような曲になるのか?”といったヒントになるね!」

斎藤「やっぱり『Best Friend』の原曲をさ、僕ら4回流しているわけなんですけど…(笑)」

田淵「ヘビーローテーションだからね!」

斎藤「“♪まだまだまだやれるよ〜”っていう付割りが細かくなってくる時、ちょっと合唱でやると合唱の良さっていうよりかは…」


(原曲の『Best Friend』が突如流れる)


3人「(笑)」

斎藤「本物が来ましたけど…(笑)やっぱ本家がいいなって思ってしまうね」

田淵「そりゃあ本家が1番に決まってるよ!」

斎藤「だからメロディーは大きいに越した事は無いのかな?って今回の『Best Friend』で思ったね」

田淵「なるほど…」

斎藤「それでつまらなくなってしまうんだったら多少あっても良いと思うんだけど…」

田淵「なるほど!なるほど!」


SCHOOL OF LOCK!


(Kiroroの『Best Friend』のサビ終わりに近づいたその瞬間!鈴木先生が突然!)

鈴木♪ありがとう〜

斎藤&鈴木♪ありがとう〜Beあっ違う!!

田淵「何回聴いてんだよキミたち!!」

鈴木「合唱の方のタイミングだったんじゃないですか?違うか?(笑)」

斎藤「どういう風に持っていこうかね?」

田淵「何か…でも、何となく見えました」

斎藤「何となくだけど、男性パートが1つあって、女性パートが2つでうち1つがメインのメロディーっていうのが作りやすいのかなって思ったんだけど」

田淵「僕も複雑なアレンジが構築できる自信が無いので、とにかく歌ものとして成立する物がいいね!」

SCHOOL OF LOCK!


鈴木「ドラマーとしての鈴木貴雄の活躍の場が…」

斎藤「いやあるよ!あるある!」

鈴木「お2人がコードの話とか…」

斎藤「歌のリズムとかあるじゃん!」

鈴木「今日、疎外感がすごい…。疎外感回ですね(笑)」

斎藤「ごめんごめん!」

田淵「確かに合唱だからリズムトラックは無かったもんね」

鈴木「その話をしている2人はカッコイイなと思いながら、俺はもうカルピスを飲む事しか無くて…見て!この減り方!!カルピス全然無いんだから!

SCHOOL OF LOCK!


田淵「ホントだ!めっちゃ減ってるねー」

鈴木「もう無いんだから…!」

田淵「なるほど“カラダにピース”か!」

鈴木「俺、今腸がすごく元気になった!もう今、腸元気ね〜!

田淵元気ね〜!(笑)

鈴木元気ね〜(笑)

斎藤「いや、でもリズムの解釈も重要になってくると思うから」

田淵「みんなで作りましょう!」

斎藤「みんなで作りましょうよ!」

鈴木「はーい!」

斎藤「では今夜は以上です」

SCHOOL OF LOCK!



(またも突如!Kiroroの『Best Friend』が流れてきて…)


田淵「♪ありがとう〜」

斎藤&鈴木「♪ありがとう〜」


3人♪Best Friend〜


鈴木「良いね、ハモってたね!」

田淵「合ってた?(笑)」

SCHOOL OF LOCK!


SCHOOL OF LOCK!
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