Mommy’s CONNECTION

インフルエンザについて。

Mommy’s CONNECTION / 2017.12.05 update

毎回色々なテーマでお話をお伺いしていますが、今日友利先生に伺いたいのがインフルエンザについて。この時期、頭を悩ませる問題です。

風邪とインフルエンザの違いは?
正直すぐにわかるということはないですが、よく言われているのは例えば鼻水や咳がひどければ風邪。急に熱がパーンとでるときはインフルエンザ。ただ同時にでることもあり、なかなかわかりにくいのが事実です。でも高熱はひとつのサインになります。外にいく機会が少なければうつりやすいので、どのくらい多くの人に接触するかが影響するので、生後何ヶ月というより、どれくらい人と会う機会が多いか、ライフスタイルにもよりますね。

インフルエンザのワクチンが打てるのは生後6ヶ月以降。インフルエンザのワクチンはかからないようにするものではなく、悪化しないようにするためのもの、ワクチンをうったら絶対かからないと思っているかもしれませんが、実は違って、インフルエンザのウイルスは鼻とかから入る。鼻からはいってきたものが血流にのって全身にまわる。鼻から入ってくる時にはウイルスが入ってくるもの、だからかかることはある。でもかかっても重症化させたいのがワクチンの仕事。お子さん、妊婦さんは特に。

妊婦さんは、かかりやすくなるもの。今まで研修医のときから、1日何十人も患者さんを看ていたかかったことはなかったのに、かかってしまいました。赤ちゃんは自分とは違うもの、異物なので免疫力が妊婦さんは低下してしまってます。風邪もインフルエンザもひきやすいです。なので、妊娠がわかったら、まずはインフルエンザのワクチンはうっておいたほうがいいです。万が一かかってしまった場合は、やはりお薬を。

もし授乳中に風邪をひいてしまった場合、お家では赤ちゃんを隔離するのが一番ではありますが、現実的には難しいです。どうしても一緒になってしまうところは、わりきって、マスクをしたり加湿器なのでウイルスが増えるのを防ぐことを意識してみてください。


「Mommy’s CONNECTION」
働くママから、プレママまで、日々がんばるママと赤ちゃんにおくる「Mommy’s CONNECTION」。皮膚科・内科の医師であり、二児のママでもあり、さらに、赤ちゃんのためのスキンケアシリーズ「メディスキンベビー」を開発、(株)「メディスキン」代表取締役としても活躍する、友利新先生と毎週火曜日お届けしていきます!


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