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名作で英語の勉強!

ON AIR BLOG / 2020.05.22 update
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泣ける映画、笑える映画、いろいろありますが、時間があるときに「名作」を見返すのはいかがでしょう?そして今日はそんな映画の名作のセリフから英語をお勉強。2つの作品をピックアップしました。

「風と共に去りぬ」

1939年にアメリカで公開された、アカデミー賞主演女優賞を始め10部門に輝いた不朽の名作です。主人公はヴィヴィアン・リー演じるスカーレット・オハラ。
大富豪の令嬢スカーレット・オハラが、愛や戦争に翻弄されながらも、力強く生き抜く姿を描いた作品で、2005年にはデジタル・ニューマスター版もリリースされました。この「風と共に去りぬ」の有名なセリフがこちら。

Tomorrow is another day.
「明日は明日の風が吹く」

どんな苦境にあっても、明日になれば、物事はいい方向に転じる。
そんなスカーレットの前向きなセリフで物語は終わりますが、
このTomorrow is another dayというセリフ。

直訳は「明日は別の日です」となりますが、
今回は、「まさに映画の登場人物のように素敵でかっこいい訳でお届けしましょう。

明日は新しい1日なのだ。
という当たり前のことを指す文章ではあるけれど、
使い方としては、困難なとき、まったく失敗して落ち込んでしまったとき、
継続を無意味に感じるとき、希望を感じるフレーズとして人を励ましたり、
夕日に向かって自分につぶやいてみたりするといい(笑)。そんな言葉です。

まさにニュアンスとしては。明日は明日の風が吹くということ。
明日は新しい1日だから、新たな兆し、新たな気持ちでね、という意味。

私たちは映画の主人公ではないけれど、日常の中でもけっこう使うフレーズです。

Tomorrow is another day.

ぜひ、日々、仲間と声を掛け合うにも覚えて使ってみてください!

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続いてはこちら。
1990年公開「「いまを生きる」

ニューイングランドの全寮制学院を舞台に、
学生たちの愛と生、そして死を描いたこの作品。
ロビン・ウィリアムズやイーサン・ホークが出演しています。

厳格な全寮制エリート校に赴任してきた、
ロビン・ウィリアムズ演じる、型破りな英語教師キーティング。
彼の破天荒な教え方は、これまで教科書通りの学びをしてきた
学生達の殻を打ち破って自分の意思を自覚させていきます。

らだ、そんな学生たちをそそのかしたとして批判されるキーティング。
校長や親との対立がやがて悲劇を生み、キーティングは学校を辞めさせられ・・・
そんな風に物語は展開して行きます。

そしてこの映画で、キーティングが生徒たちにかけた印象的なフレーズがこちら。

Seize the day, boys. Make your lives extraordinary.
今を生きろ、若者たちよ。 素晴らしい人生をつかむのだ。

二つに文章を分けてみましょう。まず、

1. Seize the day, boys.

seizeは掴む、という意味です。Seize the dayというフレーズで、
今をつかめ、つまり、今を逃さず生きろ。
そんなキメフレーズとして知られています。
最後のboysは呼びかけてますね。若者たちに。
具体的に伝えてあげたい人たちがいて、
男性と女性が混ざっているようでしたら、もちろんboys and girlsでもOK!

続いて、

2. Make your lives extraordinary

livesはlife=人生の複数形。ライヴス。
数人以上の、たくさんの若者たちに対しての言葉ですので、今回は複数形を使います。

extraordinaryというのは非凡な、という意味。
ordinaryは普通の、という意味なのですが、
頭にextraがついた時には非凡な、並外れた、
という意味になると覚えてください!

そう、ずば抜けた、非凡な人生にするのだよ。
という意味のMake your lives extraordinary.

特に映画の翻訳は、
ストーリーラインの中でのキャラクターの特徴だったり、
短い中で日本語で一番しっくりくるものを選んでいることが多いので、
直訳であることのほうが少ないです。

今回も、直訳だと、ふたつの文章を合わせて、
「今をつかめ、若者たちよ。非凡な人生を送るのだ」
ですが、
"Seize the day, boys. Make your lives extraordinary”
今を生きろ、若者たちよ。 素晴らしい人生をつかむのだ。

という名セリフに!

(翻訳家さんというものは両方の言語の温度感を知り尽くして変換するという、
なんと腕のある職業なのでしょう!)

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