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ON AIR BLOG / 2017.09.27 update

今日のトピックスは「江戸時代に日本各地で観測された巨大オーロラのお話」このコーナーのサイエンスニュース担当、毎日新聞 専門編集委員、青野由利さんに、詳しくお伺いしました。

Q:そういえば、この間、日本でも太陽フレアの影響でオーロラが見られるかもという話がありましたが、それとも関係がある?
A:はい。関係があるので、まずは、先日9月6日の太陽フレアのお話から。太陽フレアというのは、ひとことで言えば、太陽の表面で起きている爆発現象です。小規模なものは、頻繁に起きていますが、大規模なものはたまにしか起きません。9月に起きた大規模な太陽フレアは、11年ぶり。フレアが起きると、X線などの電磁波、それにエネルギーの高い荷電粒子が放出されます。それが地球に到達すると、磁気嵐と呼ばれる現象が起きます。

Q:磁気嵐って?
A:地球には磁場があるのは、方位磁石をみるとわかりますが、この地球の磁場が大きく乱れる現象をいいます。磁気嵐が起きると、電子機器やGPSに支障が出る可能性があるだけでなく、オーロラの活動が活発になって、緯度の低いところでもオーロラが見られることがあるんです。

Q:この間は、日本ではみられなかった?
A:はい、残念ながら。でも、過去には、北海道でオーロラがみられたことがあります。それどころか、江戸時代の1770年9月17日には、日本の各地でオーロラ(赤気=せっき)がみられたんだそうです。しかも、その記録は各地に残っているんだそうです。

今回は国立極地研究所のグループが、京都の神社に残されている当時の日記に、オーロラの方角や規模が詳しく書かれているのを発見し、コンピュータで当時のオーロラを再現してみました。すると、天頂まで達するような大きなオーロラが、夜空の半分を占め、扇のように広がって見えていたことが確かめられました。さらに、このオーロラを起こした磁気嵐を計算したところ、観測史上最大クラスのものと考えられることがわかったんだそうです。

江戸時代の人たちは天変地異が起きたのでは?と怖かったのではないでしょうか。

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