- 2016年9月18日(日)
- 2016 Mercury Prizeの栄冠は、何とSkeptaに!
毎年恒例9月中旬に発表される音楽賞、マーキュリー・プライズ。2月のブリット・アウォードと比べ、コンテンポラリー且つ今後に期待される英人アーティストのアルバムに贈られる賞。今年は、例外的なトリビュートによりデヴィッド・ボウイのBlackstarが取るのではとの説が有力でしたが、ラッパーSkeptaのアルバム、その名もKonnichiwaが受賞を果たしました。
今年は初めて一般投票も審査の対象に加わり、注目されていたこの賞レース。昨年度にリリースされたアルバムのうち、最も音楽的に優れた12作品がノミネート。下馬評では、Laura MvulaやThe 1975を押しのけ、デヴィッド・ボウイが圧倒的有力候補に。しかし、この賞は毎年の如く、想定シナリオを裏返すことで有名なのです。今年もやはり、またしても、びっくりな結果となりました。
数年前、誰もがエイミー・ワインハウスが受賞するかと思いきや、ショッキングにもKlaxonsが選ばれたのは記憶に新しいところ。また、今年は5度目のノミネートとなったレディオヘッドも注目されていましたが、残念無念。彼らのビデオパフォーマンスは拍手大喝采で、明らかに心を揺さぶる素晴らしいライブ演奏でしたが!
去年の受賞者はBenjamin Clementine、2014年はYoung Fathers、そして2013年はJames Blake。James Blakeはそれ以来大成功を遂げたと言えますけど、さぁこのSkeptaが今後どれだけ輝いてくれるのか。過去にRoni SizeやTalvin Singhが受賞した際は、かなりインパクトがありましたし、エキサイティング且つイノベーティブな賞でした。今後の行方、前向きに注目しましょう!