NYE(New Year's Eve)の花火も盛大に、無事に新年を迎えたロンドン。今週は比較的温暖な日々もあり、地下鉄ストライキがまたもあり、そして雪が散らつく日もあり。新年の抱負を語る風習はないものの、新しい年、真新しい日々に、希望と現実を照らし合せる季節です。

2017年のup&comingなエンタメラインナップ。年明け早々、映画界では「沈黙 -サイレンス-」「ラ・ラ・ランド」が話題騒然となっていますが、月末に向けて旋風を巻き起こしているのは、何と言っても「トレインスポッティング2」。20年振りに、ユアン・マクレガー含めオリジナルキャストが集結。監督はもちろんダニー・ボイル。トレスポは観てなくとも、彼が演出し世界中で絶賛された2012年ロンドン五輪開会式は記憶に新しい、という方は多いはず。

今回の続編映画について、原作者のアーヴィン・ウェルシュは「オリジナルを超える作品」と太鼓判。主演のマクレガーも、オリジナルを超えないのならやりたくないとの意向だったらしいですが、脚本を読んだ途端にやる気満々になったとか。それにしても20年の歳月。それにしても皆すごい！　予告編を観ただけで、そう思わせる力が、鳥肌もののエネルギーが、この作品にはみなぎっています。

ロンドン内一部の映画館では来週、オリジナルを一日限定で再公開するところもあり、盛り上がる一方。今週は、非公開の筈だったオリジナルサウンドトラックのリストが漏れてしまい、大きなニュースとなりました。このリークしてしまったアルバムのリストですが、、、イギー・ポップ Lust For LifeはThe Prodigyのリミックスに始まり、ラストはUnderworldのBorn SlippyならずSlow Slippyで締め。シーン音楽に長けている監督ならではのサントラ、オフィシャル発表が待ち遠しいところです。

“T2 Trainspotting（原題）”、英国では1月27日よりロードショー。プレミアは今度の日曜1月22日、エジンバラにて、監督＆総キャストが出席予定。さぁ、ゴッドファーザーやエイリアンのように、偉大なる続編がオリジナルを超える現象となるのでしょうか!?

2017年、この台詞を是非噛みしめてみましょうか。

"Choose the ones you love, choose your future, choose life."

「愛する者を選べ、自分の未来を選べ、人生選べ」2017年 "T2 Trainspotting"より