火曜日はバレンタイン・デー。英国で最もトラディッショナルな風習とは、男性から女性へ赤いバラを送ること。この日ばかりは、バラの値段が通常の2倍以上にもアップ。真冬のロンドン市内ここそこに、フラワーショップの出店が登場し、店先で寒そうにバラを待つ男性たちを見かけます。基本は12輪、でも1輪だって十分OK、お好みでしたら30輪以上でも！

男性からだけでなく、女性からもカードなどを送りあうのが一般的。愛の言葉を綴ったカードは必須アイテム。またエクストラとして、チョコレートやシャンパンといったギフトを送ったりもします。そして、夜景の見えるレストランでロマンティックなディナーデートを、果たまた郊外まで足を伸ばしてスパ旅行などのショートブレイクを堪能する、というのも人気のコース。

例えば、とあるレストランではバラにかけて「ロゼ」のテイスティングを特別に企画したり、またキューガーデンの植物園では、蘭の展示会を夜9時半まで開催中。その名もOrchids Latesとのイベント。お花の香りで胸いっぱいになるも良し、ロゼの試飲でほろ酔い気分になるも良し。

それぞれのバレンタイン・デー＆ナイト。お互いの愛を確かめ合う素敵なオポチュニティであることは、世界中どこでも同じですね。