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LETTER from UK ロンドンの街の“今”をお届け。

2017年6月11日(日)
ロンドン・ブリッジ・テロの後、合言葉は WE LOVE LONDON!
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ロンドン・ブリッジで起きたテロ事件から1週間。現場のバラ・マーケット(Borough Market)は、ロンドナーのみならず観光客にも人気のエリア。極く新鮮な野菜や果物、あらゆる生鮮食品で溢れるマーケット。そして、素敵にリーズナブル且つリラックスできるレストランが立ち並ぶストリート。そんなスポットでこんなにも残虐なテロが起きるとは、、、ロンドンに住む/訪れる人々のハートはずたずたに切り刻まれた感覚で、街全体に大きなショックが走りました。

一夜明け、一日を経て、立ち上がるロンドン。どんな緊急事態においても、恐れることなかれ、通常通りの一週間。新聞のバックページには、このWE http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/lu/heart.png LDNがいくつも見受けられました。Come on London、何が起きても、皆この街を愛していると。

その後のニュースで市民らが知ったこと。毎日明らかになる新事実の数々。テロが起きた際、自らの命をも顧みず、危険に立ち向かった人たちへの拍手大喝采、トリビュートは絶え間なく、贈られています。

警察がレストランへ踏み入り、全員撤収!と叫んだときに、パニックと恐れに耐えながら、出口のドアを押さえて、お客が速やかに外に出られるようにしてくれた女性。ロンドン・ブリッジの「エンジェル」と呼ばれています。

バウンサー(入口警備員)を助けようと襲撃者に向かった男性は、8回刺されながらも生き残り、ロンドン・ブリッジの「英雄ライオン」と呼ばれ。

負傷し、通りに倒れた人々を助けようとの一心で、身を尽くした若い看護婦の女性。他人をケアしている間に襲撃され、命を落としました。

これら勇者の運命を決して無駄にしてはならないと、強い思いが街全体に募っています。今週、ここに住む無実のムスリムたちも結集し、最後に勝つのは愛なのだと、世界にメッセージを送りました。頑張れロンドン。複雑な状況の中、総選挙後も、コスモポリタン大都市の宿命は問われ続けています。

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