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LETTER from UK ロンドンの街の“今”をお届け。

2017年7月30日(日)
夏こそは! 「ライド・ロンドン」&自転車事情
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夏の花満開のロンドン。通りのここそこにフラワーバスケットがお目見えし、公園の花々も真っ盛りの季節です。

色とりどりな今週末に開催中なのは「ライド・ロンドン」というサイクリングのイベント。サイクリスト参加者のために、ロンドン市内で交通規制が施され、特に最終日の今日、日曜日は応援する観客で一層賑わいます。

当大会の発祥は2013年。2012年ロンドン五輪で大健闘したチームGBのサイクリスト軍。その栄光を祝ってか、翌年から始まったロンドン市長主催の自転車競技大会です。プロ・アマの参加者が、100マイル(約161km)や46マイル(約74km)などののカテゴリーに分かれ、熱戦を繰り広げます。先日のツール・ド・フランスでは、英国のクリス・フルームが優勝。フルーム効果も手伝って、今年のイベントは更に盛り上がっています。

ロンドンでの一般的なサイクリング事情。熱血な自転車通でなくとも、通勤またはレジャーで気軽にサイクルするのが英国流。ただし、ヘルメット着用、安全運転に自信がある方限定です! というのは、市内でサイクリストは、基本的に車道を走らなければなりません。歩道を走るのはご法度ですので、要注意。

数年前に渋滞緩和促進のために始まった、自転車レンタルを手軽に利用できるシステム、通称ボリス・バイク(当時のロンドン市長からの名付け)。予想通り、大成功を収め、ボリスバイクはロンドンの足として定着しました。今月話題になったのは、新たにシンガポールから上陸したObikeというもの。ボリスとの大きな違いは、返却場所がフレキシブルに選べる点だとか。さぁロンドナーから愛される新レンタサイクルとして定番化するのか、注目されています。

自転車に乗るもよし、観戦するもよし、公園で散歩や昼寝や日光浴するもよし、BBQでホームパーティするもよし。ロンドンならではの爽やかな夏、楽しみ方も100通りですね。

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