2015年11月29日(日)

「Back To December」

Taylor Swift

2010年のアルバム『Speak Now』に収められたナンバー。

『Speak Now』は“正直な気持ちを告白する”という意味ですから、彼女はいつものようにこの曲でも自分の経験から生まれる感情を素直に表現しています。
その感情とは、後悔とお詫びの気持ちです。愛を自ら手放したものの、少し時間がたったら、彼のことが忘れられない自分がいることに気づいて後悔でいっぱい…そんな心境です。幸せの、その最中にいると、相手の優しさが当たり前すぎて、愛に鈍感になってしまう…。そんな経験に思い当たる方は多いと思います。

過ちを認めて素直に謝れば、相手の気持ちが戻ってくるかどうかはわかりません。勝手なことも重々わかっています。でも、意地を張らずに素直になれば、そこから、また１歩が踏み出せる…
この曲は、過去を振り返りながらも、前へ進む方法を教えてくれる、そんな失恋の処方箋なのかもしれません。