2018年3月18日(日)

「Over The Rainbow」

Grace VanderWaal

1939年のミュージカル映画『オズの魔法使』でジュディ・ガーランドが歌った名曲ですね。多くのアーティストが歌っていますが、今日は、ポスト テイラー・スウィフトとの呼び声が高いグレース・ヴァンダーウォールのバージョンでお届けしています。
『オズの魔法使い』は、少女ドロシーが迷い込んでしまった魔法の国からカンザスの家に帰るまでのちょっと不思議な冒険物語。
歌詞の内容も家に帰りたいと願うドロシーの気持ちと重なっていて「虹の彼方にある、夢が叶う国へ飛んでいきたい」という気持ちをファンタジックに綴っています。
実は、映画撮影当時、ドロシー役のジュディ・ガーランドはまだ15、6歳で、関係者から「この曲は少女が歌うにはふさわしくない」と言われて、カットされかけたそうです。最終的には製作陣の思いが通じて無事に公開され、その後、彼女の代表曲に。スタンダード・ナンバーとしても世界中で知られるようになったんですよね。
一方の、グレース・ヴァンダーウォールがこの曲をレコーディングしたのは13歳の時。
昨年の来日中に行われたそうで、そのあまりにも堂々としたパフォーマンスが、大人たちに衝撃を与えたそうです。確かに力強い歌声、本当に驚きますよね。
いつの時代も子供たちの才能は、大人を驚かせる無限の力を秘めている、そんなことを感じてしまう1曲です。