2017/05/13

第156回 初代 三菱 ミラージュ

第156回の名車ソムリエ supported by NGP廃車王は、「初代 三菱 ミラージュ」を紹介しました。

1970年代、原油価格高騰による、オイルショックに見舞われた日本。
省資源、省燃費が叫ばれる中、三菱自動車は、「ギャラン」のヒットで深めた
自信とノウハウを元に、新たな自動車の開発に着手し、誕生したのが「初代・ミラージュ」です。

デザインは台形を基本とした、3ドアハッチバックのコンパクトカー。
大胆なスラントノーズのフロントは、大型のバンパーと角型のヘッドライトが目を引く作り。
ピラーを細くすることでグラスエリアは大きくなり、明るく、広い室内空間を演出しました。
また、ボディはフラッシュサーフェス化することで、空気抵抗を低減。
シンプルながらも美しく、個性的なスタイリングは、多くのユーザーから愛され、
後に5ドアハッチバックも追加されました。

エンジンは、最大出力82馬力をマークする、
水冷直列4気筒SOHC 1400ccの「G12B型」と、1200ccの「G11B型」。
その年の排ガス規制をクリアしたこのエンジンをミラージュではFF方式で配置。
「初代・ミラージュ」が、三菱自動車初のFF方式の採用でした。
搭載された、4速のトランスミッションには、「パワー」、「エコノミー」と、
2つの副変速に切り替えることが出来る「スーパーシフト機構」を採用。
4速×2つの副変速で、実質「8速」となり、低燃費からスポーツライクまで、
幅広い走りを可能にしました。

サスペンションはフロントがマクファーソン ストラット、
リアには新開発のU字型サスペンションを採用。
四輪独立懸架とし、操作性、安定性にも優れました。

インテリアはシンプルなものでしたが、インパネの左右には、
ライト類やワイパーのスライドスイッチを配置。
当時はレバー式のスイッチが当たり前の中でこうした新たなアイデアも取り入れられました。

新たな技術やスタイリングを取り入れながら、使い勝手もよく、燃費面もカバーした
ミラージュは、大々的なキャンペーンや販売戦略も相まって、大ヒットします。

以降、国内では2000年に販売終了した5代目まで、20年以上の長きに渡って進化を続け、
三菱を代表するコンパクトカーとなりました。
斬新なスタイリングに確かな新技術を取り入れた革新的な名車でした。


そんな名車「初代 三菱 ミラージュ」が発売された1978年のニュースといえば……。

・原宿に「竹の子族」が登場
・新東京国際空港(現成田国際空港)が開港
・映画「サタデーナイトフィーバー」が大ヒット
・日本各地でディスコブーム
・ピンク・レディー旋風が吹き荒れる

などなど……
あなたの思い出に残っている出来事は何でしょうか?


日本や世界で行われている、ちょっと気になるエコな取り組みやニュースを紹介する
「名車ソムリエ・エコプラス」。

日本の株式会社サエラと「エイト ブランディング デザイン」が手掛けたのは、
オールプラスチックの傘です。
その名も「+TIC(プラスチック)」。

普通の傘なら金属が使われる骨部分にいたるまで、プラスチックで作ったこの傘。
オールプラスチックなので当然、錆びることもなく、耐久性も抜群。
壊れやすいビニール傘に比べ、しなって風を受け流すことが可能で、
風速30mの風でも壊れないそう。
オールプラスチックということで、仮に壊れたとしても、すべてがリサイクル可能な素材です。
今、日本国内で使われている傘の70%は、ビニール傘と言われています。
そんな使い捨てのビニール傘に代わる、新たな傘のあり方を目指した傘です。


この番組では皆さんの記憶にのこる名車、取り上げて欲しい名車など、お便りも募集しています。
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2017/05/06

第155回 トヨタ・MR2

第155回の名車ソムリエ supported by NGP廃車王は、「トヨタ・MR2」を紹介しました。

1973年の排ガス規制を乗り越え、新たな自動車時代へと転換期を迎えていた日本の自動車市場。
そんな中、手堅いラインナップが増えていたトヨタ自動車は、
「従来のトヨタにはないようなコンセプトの車を!」という、
当時のトヨタ自動車社長・豊田英二氏の言葉を受け、新たな1台のクルマを生み出しました。
それが「トヨタ MR2」です。

MR2が目指したもの。
それは、当時、ヨーロッパやアメリカで人気を博していた、ミッドシップのスポーツカー。
北米市場を強く意識し、プラットフォームは、
完全新設計の2シーターのコンパクトクーペとなりました。
シャーシはトヨタ・コルサ、ターセルから流用。
全長は4mを切り、ホイールベースはわずか2320mm、車重はおよそ900kgで、
リトラクタブルライト、フロントスポイラーを採用することで、
空気抵抗もcd値0.34まで抑えられました。

エンジンは1.6リッター直列4気筒DOHCの「4A-GE型」と
1.5リッター直列4気筒SOHCの「3A型」。
これは元々、カローラのFF化に合わせて開発されていたものですが、
これを流用する形でMR2に搭載が決まりました。
2年後には4A-GE型をベースに、スーパーチャージャーを搭載した、
「4A-GZE型」を追加ラインナップ。
グロスで170馬力を発揮するエンジンは、運動性能を追求したミッドシップだからこそ味わえる、
安定性と加速性を高いバランスで実現しました。
機能性を重視し、インパネや内装はシンプルなものにしましたが、
メーターの左右のクラスター部分にライトコントロールスイッチや
ワイパースイッチを配置するなど、MR2だけの特徴的なレイアウトも採用。
また、リアエンドには、小さいながらもトランクが確保されていました。

こうして、日本車初のミッドシップ量産車として、デビューを飾ったMR2。
当時、日本国内では、運輸省の意向もあり、
大々的に「スポーツカー」と謳うのがはばかられた時代。
そんな中で現れたMR2は、「スポーティー・パーソナルカー」としてリリース。
多くのユーザーがスポーツ志向の1台を求める時代背景とマッチし、ヒットを記録しました。

排ガス規制によって抑圧された時代から解き放たれ、
多くのドライバーのスポーツマインドを刺激した名車です。


そんな名車「トヨタ・MR2」が発売された1984年のニュースといえば……。

・ロサンゼルスオリンピック開催
 体操・森末慎二、柔道・山下泰裕、陸上・カールルイスなどが金メダルを獲得
・日経平均株価が初の1万円台に
・日本初の衛星放送(BS)開始
・「エリマキトカゲ」がCMに起用され、大ブームに

などなど……
あなたの思い出に残っている出来事は何でしょうか?


日本や世界で行われている、ちょっと気になるエコな取り組みやニュースを紹介する
「名車ソムリエ・エコプラス」。

今年の1月、台湾の台北市に誕生した公園に設置されている遊具の材料は、
ほぼ全て廃材をリサイクルしたもの。
産業廃棄物として捨てられた廃タイヤやパイプを加工して、
子供たちが楽しめる遊具にリサイクルしています。

都市化の進む台北市では、市内に700以上の公園がありますが、どれも似たような遊具ばかりで、
子供が怪我をしないように制約や禁止事項がもうけられたものが多くなっています。
そんな公園を変えようという今回の取り組み。
道路の高架下にこうしたリサイクル公園を試験的に設置し
都会でのエコな社会のあり方を模索しています。


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2017/04/29

第154回 ボルボ・240

第154回の名車ソムリエ supported by NGP廃車王。
毎月最終週は、車好きの著名人の思い出の名車についてご紹介!

今回はKANさんの思い出の名車「ボルボ・240」をご紹介しました。

ボルボの歴史は2人の男から始まります。
20代の若さでスウェーデン最大のベアリング会社、「SKF」の子会社の社長に上り詰めた、
アッサール・ガブリエルソン。
そして、同じ「SKF」で技術者として働いた後、他社の技術部長となったグスタフ・ラーソン。
1924年、2人は数年ぶりにストックホルムで再会すると、
「世界に通用するスウェーデンの車を作る!」という信念の元、
自動車開発をスタートさせました。
2年後には早くもプロトタイプを完成させ、「ボルボ」のブランド名を冠し、
本格的な自動車事業を開始。
ここにボルボの歴史がスタートしました。

トラック開発で基盤を築いたボルボは、1944年に発売した4人乗り、4気筒、40馬力の小型車、
「PV444」で世界的な評価を受けました。
そして三点式シートベルトの開発などを経て、今日まで続く「世界一安全な車」という
ボルボの代名詞とも言えるブランド力を築いていきました。

1966年には、「ボルボ140」がデビュー。
ねじり剛性の高いシャーシに、衝突安全性を高めたボディ。
さらに2系統式の4輪ディスクブレーキにすることで、仮に片方が壊れても、
ブレーキが効くシステムを採用しました。

さらに、急ブレーキ時にホイールのロックを防ぐ、デューシリングバルブも、
この140で初採用されるなど、安全性を前面に押し出したモデルとなりました。

その140系の後継車として1974年に誕生したのが、ボルボ240系。
プラットフォームは2ドアセダン、4ドアセダン、5ドアステーションワゴンの
3タイプを用意します。
衝突安全性能を高めるため、実験車を作り、衝突時に乗員を守れるように
車体に比べてドアを小さくするなど、安全性を徹底追求しました。
エンジンはOHVのB20型と2100cc SOHCのB21型で、
3年後には酸素センサーが追加されたエンジンへと進化。
排気ガスを一層クリーンにしながら、燃費や動力性能は損なわない新エンジンは、
1978年に施行され、世界一厳しいといわれた日本の排ガス規制をクリアした、
最初の外車となりました。
その後も、後期モデルにはエアバッグやABSが装備されるなど、
時代に合わせた安全対策や技術が投入された240は、約20年の長きに渡り、進化を続け、
世界中で大ヒットを記録。

ボルボの安全神話を生み出し、その地位を不動のものとした名車です。


あなたの思い出に残っている名車は何ですか?

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