2017/04/08

第151回 初代 マツダ・キャロル

第151回の名車ソムリエ supported by NGP廃車王は、
「初代 マツダ・キャロル」を紹介しました。

1960年、現在の「マツダ」、当時の「東洋工業」は、初の軽自動車「R360クーペ」を発売。

31万円という低価格と独自の2+2シーターで一定の人気を集めたものの、
実質2人乗りであったため、軽乗用車市場では、4人乗りであった「スバル360」など、
ライバルの後塵を拝していました。

そこでマツダは、本格的な4人乗り軽乗用車の開発に着手。
誕生したのが「キャロル」でした。

スタイリングはリアエンジンで、キャビンとエンジンルーム、
ボンネットが独立した3ボックススタイル。
そのボンネットには独立したトランクルームを設置しました。

さらに、広い室内空間を確保するため、リアガラスを垂直に設置し、
後部座席の頭上にスペースを確保。
この「クリフカット」と名付けられたスタイルは、キャロルの代名詞となるとともに、
スタイリッシュな見た目を演出するのにも一役買いました。

エンジンは、2サイクルが主流の当時の軽自動車において、
4サイクル直列4気筒OHVエンジン「DA型」を搭載。
軽量かつ冷却性の高いアルミ合金で作られた、この世界で最も小さな4気筒エンジンは、
V型配置の半球型燃焼室や、クロスフロー配置の吸排気弁などを採用。
360ccながら、様々な技術が盛り込まれた意欲作で、クラストップレベルの性能を誇りました。

また、トーションラバーとトレーリングアームの4輪独立懸架のサスペンションを
採用したことで、上級車種に迫る、乗り心地や静粛性も手に入れました。

こうして、軽自動車と思えぬ最新のメカニズムを詰め込まれたキャロルは、
大ヒットを記録します。

現在、マツダの車種として最古のブランドとなるなど、マツダを代表する小型車として、
その名は現在にまで脈々と受け継がれています。

「軽自動車を超えた軽自動車」として、市場に新風を巻き起こした名車です。


そんな名車「初代 マツダ・キャロル」が発売された
1962年のニュースといえば……。

・東京の人口が1000万人を突破。世界初の1000万都市に
・ツイストダンスが世界的に大流行
・映画「ウエスト・サイド物語」が大ヒット
・「わかっちゃいるけどやめられない」、「C調」などの言葉が流行語に

などなど……
あなたの思い出に残っている出来事は何でしょうか?


日本や世界で行われている、ちょっと気になるエコな取り組みやニュースを紹介する
「名車ソムリエ・エコプラス」。

先日行われた展覧会「第8回二次電池展」で世界初という「タイヤ電池」がお披露目されました。
東京と佐賀にある企業が、廃タイヤを熱分解する時に排出される炭化物を
電池の電極材として使用する方法を解明。
このリサイクルによって、タイヤ重量の30〜50%は電極材として活用できるとのこと。
この電極材を使って作られた電池は、100Wクラスの容量は確保できるとし、
費用面でも一から電池を製造するよりも安くなるそうです。

年間100万トン近いタイヤが処分されている日本。
そのうち9割はリサイクルされるとのことですが、
「リーズナブルなリチウムイオン電池」という、新たなリサイクルの選択肢を増やすべく、
実用化に向けた研究が続いているそうです。


この番組では皆さんの記憶にのこる名車、取り上げて欲しい名車など、お便りも募集しています。
メッセージ募集中」から送ってください。
抽選で毎週3名に「Amazonギフト券」3,000円分をプレゼント。
メッセージお待ちしています!
2017/04/01

第150回 初代 ホンダNSX

第150回の名車ソムリエ supported by NGP廃車王は、「初代 ホンダNSX」を紹介しました。

80年代前半、ホンダはひとつの研究をスタートさせます。
それはFFを超えるスペース効率を持った車を生み出す事。
考え出されたのは、薄型エンジンを後部シート下に配置する、
「UMR=アンダーフロア・ミッドシップエンジン・リアドライブ」という、
新たなパッケージングでした。
実際にテスト車が作られたものの、様々な問題からUMRは幻と終わります。

しかし、その中で開発陣が感じたのは、UMRによってもたらされた、新たな「走りの軽さ」です。
そこでホンダは、このスポーツカーのようなドライブフィールを実現するため、
研究の方針を変更します。
ベースとなった小型車「CR-X」に2000ccエンジンを搭載した、プロトタイプを作成。
さらに欧米の市場を見据え、さらなる排気量アップを決定。
そこでホンダ初のスポーツカー「NSX」の開発がスタートしました。
開発されたのは「ホンダ・レジェンド」のエンジンをベースにした、3リッターV型6気筒のDOHC。
自然吸気エンジンながら、最高出力は280馬力を発揮。
NAにこだわるホンダらしい、ターボ車にも引けを取らない
高性能エンジンを搭載することとなりました。

そしてボディは、量産車初となるオールアルミボディを採用します。
しかし、高性能エンジンを活かすために欠かせない軽量化にはうってつけのアルミ
しかしその分、強度は犠牲になります。
そこで、幾度となく耐久テストを敢行。
ボディだけでも5種類のアルミ合金を使い分け、衝突時のエネルギーを効率よく吸収する、
「フロントサイドフレーム」を用いるなど、強度の底上げも図られました。
完成したボディは従来のスチールボディに比べると約200kgも軽いという驚異的なものでした。

エクステリアデザインも、スポーツカーとしては視界のいいキャノピーや、
緩やかなウェッジウェイプのボディを採用、モチーフは、戦闘機でした。
軽量ボディに高性能エンジン、洗練されたスタイリング。
これまでの日本になかった新たなスポーツカーとして、1990年にベールを脱いだNSXは、
バブル時代と呼応するように、多くの自動車ファンを熱狂させました。

そして、初代の生産終了から約10年、日本でも「2代目NSX」の販売がスタートします。
アルミボディのミッドシップというスタイルはそのままに、
ハイブリッドシステムを搭載した新型「NSX」。
3.5リッターのツインターボエンジンは、モーターの出力とあわせると実に581馬力を発揮。

電気モーターで左右のタイヤを独立駆動させることで、スムーズに反応するハンドリングは、
新時代のスポーツカーの走りを感じさせるものとなっています。
日本の自動車史に金字塔を打ち立て、10年の雌伏の時を経て、
再び新たな伝説を刻もうとしている名スポーツカーです。


そんな名車「初代 ホンダNSX」が発売された1990年のニュースといえば……。
・日本人が初めて宇宙へ(TBS記者 秋山さん)
・猛暑による記録的な水不足
・ティラミス、鉄骨飲料、スーパーファミコンなどがヒット
・人面魚、人面犬が話題に

などなど……
あなたの思い出に残っている出来事は何でしょうか?


日本や世界で行われている、ちょっと気になるエコな取り組みやニュースを紹介する
「名車ソムリエ・エコプラス」。

日本の「REBIRTH PROJECT」が車のエアバッグをリメイクしたカバンを手がけています。
命を守るためのエアバッグに使われるのは、一般のナイロンより強度の高い
「ナイロン66」という素材です。
その丈夫さ故、再利用が難しく、これまでは廃棄されてきました。
しかし、このプロジェクトではエアバッグを専門技術で加工。
ハンドバッグ、ショルダーバッグの2WAYで使えるバッグに仕立てています。
さらに、持ち手にはシートベルトを使用。
もちろん強度も抜群です。

日本では車の部品の9割がリサイクルできると言われているとのことで、
エアバッグもそのリサイクルの一翼を担っています。


この番組では皆さんの記憶にのこる名車、取り上げて欲しい名車など、お便りも募集しています。
メッセージ募集中」から送ってください。
抽選で毎週3名に「Amazonギフト券」3,000円分をプレゼント。
メッセージお待ちしています!
2017/03/25

第149回 ルノー4

第149回の名車ソムリエ supported by NGP廃車王。
毎月最終週は、車好きの著名人の思い出の名車についてご紹介!

今回は L⇔R 黒沢秀樹さんの思い出の名車「ルノー4」をご紹介しました。

1961年、フランスの自動車メーカー、ルノーから発売された小型車「キャトル」は、
戦後フランスの自動車史を塗り替えたとまで言われ、
国民的大衆車であった「シトロエン・2CV」の対抗車として、開発されました。
シトロエン2CVを始め、当時の多くの車は、室内空間の確保に優れるとされた、
エンジンを後方に積むRR方式を採用していました。

しかし、エンジンを前部ボンネット内に横置きにしたFF方式の方が、
スペースの効率が良いのではないか?という考えが50年代後半に広まると、
ルノーはいち早くその流れに反応。
FFレイアウトの車として「キャトル」を開発、デビューさせることとなりました。

広くなった室内空間を利用し、「キャトル」は貨物バンのような
バックドア付きの「2ボックスハッチバックスタイル」を採用します。
これこそが、今日の小型実用車の定番である、ハッチバックスタイルの先駆けであり、
ラゲッジスペースに難のあった2CVに差をつけることとなりました。

発売当初、搭載されたエンジンは、水冷直列4気筒、744ccのOHVエンジン。
大衆車としての条件を満たし、実用性も高く、経済的なエンジンでした。

これまでになかった室内空間の広さと、実用的なエンジンを兼ね備え、
新たな小型車の可能性を示したキャトルは、デビューするや、瞬く間に大ヒットを記録。
大衆車市場での地位を盤石にし、以降、32年もの長きにわたり生産され続けました。
今日に残るハッチバック車の先駆けとして、後世にまで語り継がれる世界的な名車です。

あなたの思い出に残っている名車は何ですか?

この番組では皆さんの記憶にのこる名車、取り上げて欲しい名車など、お便りも募集しています。
メッセージ募集中」から送ってください。
抽選で毎週3名に「Amazonギフト券」3,000円分をプレゼント。
メッセージお待ちしています!
«Prev || 1 | 2 | 3 | 4 |...| 52 | 53 | 54 || Next»