Vol.70 「雪駄（setta）」 奈良県
今回は、日本の伝統的な履き物、「雪駄」の話題です。
奈良県の三郷町（さんごうちょう）は、100年以上の歴史を誇る「雪駄の街」。
この街で、昔ながらの職人技と、地元で人気のカフェのコラボレーションで、
まったく新しい雪駄を発信しているチームがあります。
「DESIGN SETTA SANGO（デザイン・セッタ・サンゴー）」。
「DESIGN SETTA SANGO」は、職人の技でしか成し得ない品質と、
カフェの持つデザイン力と発信力で、三郷町のsettaをみんなの日常にしたい、
そんな情熱から生まれたプロジェクト。
「衣」の雪駄と「食・住」のカフェがひとつになり、
「雪駄」が「setta」へと生まれ変わりました。
「DESIGN SETTA SANGO」の雪駄職人、芝��多加夫（しばさき・たかお）さんのお話です。
「ずっと、職人というものは、“こういう風にやってきたんだ”という枠のようなものに、
とらわれ過ぎてきたのではないかと思っていたんですね。
それを一度外してみたら、どんなものが出来るんだろうと、真剣に考えていたことが、
始めるきっかけになったになったんですね。」
カラフルな鼻緒のデザインと、抜群の履き心地。
普段着の日常でこそ、使ってもらいたい、、、
そんな願いを込めて作られる「setta」に、日本全国から注文が寄せられているそうです。
「オシャレだなとか、カッコいいから履きたい、と、そういう第一印象で買ってくれた
若者たちが、“あ、これすごい気持ちいいな、なにこれ”って、
そうやって長く愛用してほしいなと思っているんです。」
「カッコよさ」の先に「setta」あり。
色とりどりの雪駄、気になる方は、ぜひ、ウェブサイトをのぞいてみてください。
「DESIGN SETTA SANGO」
http://designsetta.jp/
