みらい図鑑

Vol.119「オーダーメイドの傘」 福井県



今回は、雨の日には欠かせない「傘」の話題です。

熟練の職人たちが、1本1本、心を込めて傘を作る会社が福井県にあります。
高級傘の製造販売を行う「福井洋傘」。

織物や染物など、日本の伝統文化から生みだされる傘や、
伝統的な蛇の目傘を現代風にアレンジした洋傘、
さらには、メーカーと共同開発した素材を使用した、水滴をはじく “撥水性”の高い傘など、様々なラインナップを揃えています。




ただ雨をしのぐ道具ではなく、”五感で雨の日を楽しめる空間を提供したい”と話すのは、
「福井洋傘」、代表の橋本肇(はしもと・はじめ)さんです。

「想いを込めて作ったものっていうのは、
使う人も大事に扱ってくれるし、想いが入っていくんですよ。
みなさん子どもの頃って、雨、好きじゃなかったですか?
要は、機能性だけに特化してしまうから、楽しくなくなってしまうんですよね。」



橋本さん、雨の日の楽しみ方をこんな風に語ってくれました。

「近場の公園でいいので、雨が降った時に、二人で相合傘をしながら歩いてくださいよ、
って、僕は言うんです。
雨音を楽しみながら、寄り添いながら歩く時間を作れば、
ちょっとした小旅行に行くような感動は、たぶん感じてもらえるんです。
周りから見てもね、そういうのを見ると、ほっこりするものだと思うんです。」
大量生産される傘と、橋本さんの会社で作られる傘。
「一番、違うのは何ですか?」
そんな問いかけに、橋本さんの答えは、
「それは、雨音が楽しいかどうか」。

雨の日が楽しくなるような傘を皆さんも1本持ってみては如何でしょうか。