2008年4月20日
黒柳徹子 『窓ぎわのトットちゃん』
心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

1981年に発表された「窓ぎわのトットちゃん」。黒柳徹子さんが子供の頃に通っていた「トモエ学園」という小学校が舞台の自伝的エッセイです。発売当時から大ヒットとなり、日本国内で750万部を超える戦後最大のベストセラー。今回、久しぶりに読んで、この作品が何故これほどまでに多くの人に支持されたのかが改めてわかります。登校初日、トットちゃんの話を4時間も聞いてくれた校長先生のもと営まれていく素晴らしい学園生活。お弁当の時間や遠足、運動会など今読んでも心が温かくなるエピソードばかりです。小川洋子さんも「この作品には大人と子供の理想的な関係が描かれている」と感じたそうです。

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