2010年10月24日
中川李枝子
『ぐりとぐら』
 (福音館書店)
心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

今週は、国民的絵本とも言える「ぐりとぐら」。中川李枝子さんの文章と大村百合子さんの絵によって1963年に生まれたお話です。青い帽子のぐりと赤い帽子のぐら。ふたごののねずみはお料理することと食べることが大好き。ある日、森でどんぐりを拾っていると、大きなたまごを見つけます。そこでふたりが考えたのは大きなかすてらを作ること。「ぐりぐらぐりぐら」と歌いながら焼けるのを待っていると、森の動物も集まってきました。子供の頃に大好きだった方や自分のお子さんに読んであげた方も多いはず。小川洋子さんも幼稚園の本棚に「ぐりとぐら」があったことと、息子さんが小さかった頃に読んであげたことを思い出したそうです。

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