2011年08月28日
ヴェルヌ
『十五少年漂流記』
 (角川文庫)
心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

フランスの作家ジュール・ヴェルヌの「十五少年漂流記」。1888年に発表されて、日本でも長年愛されている冒険小説。夏休みの読書感想文を思い出しながら、読み継がれている名作をあらためて味わってみました。時代は今から151年前のこと。南半球のニュージーランドでは夏休みを迎えた少年たちがスラウギ号に乗って楽しむ船旅を心待ちにしていました。出発前夜、早くも船に乗り込む少年たち。ところが何故かつないでいた綱が離れ、船は沖へと流れ出てしまうのです。そこからはじまる冒険物語。15人の少年を乗せた船は荒れ狂う海を漂い、やがて見知らぬ土地にたどり着くのです。

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