2011年12月25日
2011年を振り返って
内田百 『サラサーテの盤』
 (ちくま文庫)

2011年のベスト1。小川洋子さんは、内田百閧フ「サラサーテの盤」。藤丸由華さんは田山花袋の「蒲団」。どちらも明治に生まれ、大正・昭和に活躍した作家の作品です。今年は8月に東京の目黒区にある「日本近代文学館」から放送したことも忘れられない出来事のひとつ。この時、あらためて明治から昭和のはじめに活躍した作家の素晴らしさを感じました。森鴎外、夏目漱石、芥川龍之介など。小川洋子さんも「彼らが日本文学の可能性を広げてくれたおかげで、今の日本文学がある」と感じたそうです。今年1年、番組を聴いてメッセージを送って下さり、本当にありがとうございました。来年もぜひ本のページをめくる時間を一緒に楽しんでみませんか?

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