2012年05月27日

マイケル・ボンド
『くまのパディントン』
 (福音館書店)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

2ヶ月後に開幕するロンドン・オリンピックにちなんで選んだ1冊「くまのパディントン」。イギリスの作家マイケル・ボンドが1958年に発表して以来、世界中で愛されている童話です。ロンドンに暮らすブラウン夫妻は、夏の休暇のため、学校の寄宿舎から帰ってくる娘ジュディを迎えにパディントン駅に出かけます。するとそこで出会ったのがスーツケースに座って何かを待っている小さなクマ。ブラウン夫妻は、そのクマを駅にちなんでパディントンと名付け、家に連れて帰ることにするのです。そこからはじまる様々な出来事。地下鉄や百貨店などロンドンの町を舞台に、パディントンが大騒動を巻き起こします。

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