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イサク・ディーネセン 『バベットの晩餐会』 （ちくま文庫） |
バベットの注文で亀やワインなど次々と届く食材。そしてテーブルに運ばれるご馳走の数々。芸術は豊かなものを与えることが出来るということを伝えています。「バベットの晩餐会」の作者イサク・ディーネセンは、日本ではあまり馴染みがありませんが、デンマークでは国民的な作家。1962年に77歳で亡くなり、お札にも彼女の肖像が使われています。また興味深いのはほとんどの作品を英語とデンマーク語で書き、英語版はイサク・ディーネセンという男性の名前で。デンマーク語版ではカレン・ブリクセンという女性の名前で発表していることです。ちなみに「バベットの晩餐会」は英語版とデンマーク語版があり内容にも違いがあるそうです。