心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

東日本大震災から今年で4年。しかし今もなお被災地では辛い状況を抱えている方が沢山いらっしゃいます。「メロディアス・ライブラリー」では、文学を通して被災地の方々と少しでも寄り添う時間を持つことが出来ればと願い、今年はこの本を選んでみました。講談社文芸文庫から出版されている「福島の文学〜11人の作家」。宍戸芳夫さん編集によるアンソロジーで、宮本百合子、久米正雄、草野心平、吉野せいなど福島をルーツに持つ明治・大正生まれの作家や詩人11人の作品が収められています。東日本大震災の被害を受けた場所のひとつ「福島」。文学を通してその風景や人の心をあらためて感じてみたいと思います。

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