2015年07月05日

林芙美子
『風琴と魚の町』
 (ちくま日本文学)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

7月で番組スタート8周年を迎えた「メロディアス・ライブラリー」。その記念企画として7月最初の2週は東京都新宿区にある「林芙美子記念館」からお届けします。西武新宿線の中井駅から商店街を抜けて静かな住宅街の中に竹林のあるお宅が建っています。ここは作家・林芙美子が自分で建てた家。昭和16年から亡くなるまでの10年間暮らしていたそうで、現在、当時の面影をそのまま残して「林芙美子記念館」として公開されています。代表作「放浪記」の中で「私は宿命的に放浪者である」と書いている林芙美子ですが、この家には強いこだわりを持っていたとか。200冊近い建築書を読み、建築家・山口文象に相談して建てたということです。

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林芙美子記念館のホームページはこちら