2015年07月12日

林芙美子
『清貧の書』
 (ちくま日本文学)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

番組スタート8周年を記念して2週にわたって東京の新宿区にある「林芙美子記念館」からお届けした「メロディアス・ライブラリー」、いかがだったでしょうか?西武新宿線の中井駅に近い都心ですが、竹林のある静かなお宅。ここは林芙美子が自分でこだわりを持って建て、夫の緑敏さんと養子の泰君と共に暮らした場所です。現在、当時の面影を残して記念館になっていますが、調度品のひとつひとつにセンスが光り、亡くなる前の10年間が今もなお詰まった空間です。今回は学芸員の佐藤泉さんに案内していただきながら、豊かな感性で47歳という人生を生きた林芙美子の魅力をあらためて教えていただきました。

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