2015年12月13日
バージニア・リー・バートン
『せいめいのれきし』
 (岩波書店)

地球が誕生して生命が生まれてからの歴史を描いた「せいめいのれきし」。この絵本を創るためにバージニア・リー・バートンは、ニューヨークにある「アメリカ自然史博物館」に通い地質学、古生物学、考古学などを勉強。研究を重ねて文章を書き、絵を正確に描くために細部にこだわり、8年の歳月をかけてこの絵本を完成させました。また何故、舞台にみたてて生命の歴史を描いていったかというと、もともと若い頃、ダンサーになる夢を持っていて、劇場が好きだったからだそうです。しかしこの絵本を発表した6年後の1968年、肺がんのため59歳で亡くなっています。遺作となった「せいめいのれきし」。この中にバートンさんの魂が込められています。

...前に戻る