2016年2月7日
夢枕 獏
『陰陽師』
 (文春文庫)

夢枕獏さんの「陰陽師」第一話が発表されてから今年で30年。また昨年は百話も達成され、それを記念して「よりぬき陰陽師」という本も出版されました。様々な分野で活躍されている5人の方が、「陰陽師」百話の中から自分の好きな話をひとつ選んで、その5作品が収録されています。その中から「メロディアス・ライブラリー」では、作家の池井戸潤さん推薦の「銅酒を飲む女」を読んでみました。「夢枕獏さんは誰もが納得する結末をさらりと書いてしまうのが凄い」と池井戸潤さんも感じていらっしゃるそうです。闇が闇として残り、人も鬼も同じ闇の中で暮らしていた平安時代の物語「陰陽師」。百話の中から自分の心に残る物語を選んでみてはいかがでしょう?

...前に戻る