2017年10月22日

ウィルバート・オードリー
『機関車トーマス』
 (ポプラ社)

心の本棚にある、たくさんの名作の中から、今週はこちらをご紹介します。

子供たちの人気者「きかんしゃトーマス」。日本では1990年からテレビで放送されています。今回取り上げたのはその原作となる絵本「機関車トーマス」。作者は1911年にイングランド南部で生まれたウィルバート・オードリー。代々、教会の牧師を務める家庭だったため、彼も聖職者の道を歩み、そのかたわら児童文学者として活躍します。そのきっかけは、息子のクリストファー。彼が病気がちだったため、元気づけようとして自分が好きだった鉄道にちなんだお話を創って聞かせました。その物語を書き留めたものが1945年に「三だいの機関車」という絵本として出版され、その1年後に発表されたのが「機関車トーマス」です。

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