メッセージ
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『この物語のよさがわからない人とは・・・仲良くなれないかもしれません』。小川さんがそれほどまでに心奪われているこの「冬の犬」。大自然の中、淡々と進む物語。そして唐突に訪れる死・・・。『(マクラウドが描く)この時代は自然に抗わず、摂理に従って死を受け入れていたのではないでしょうか。今は生きる方法が色々とありすぎて、かえって生きるのが難しくなっているのかも・・・。』と思いを巡らせていらっしゃいました。本に載っているマクラウド自身の写真がなんともいい味を醸しだしていて、パブでお酒を飲みながら彼の話に耳を傾けている・・・そんな気分になる1冊です。 (アシスタント:藤丸由華)

2007年12月2日
スコット・フィッツジェラルド
『グレート・ギャツビー』


2007年11月25日
向田邦子
『思い出トランプ』


2007年11月18日
樋口一葉
『たけくらべ』


2007年11月11日
島尾敏雄
『死の棘』


アーカイブ

Full Of Grace / サラ・マクラクラン
「この土地の冬は寒く厳しく冷気は骨をも凍らせるよう。」という歌詞で始まります。サラ・マクラクランは小説の舞台カナダのケイプブレトンの近く、ハリファックス出身。この地方の美しく、厳しい自然と結びついているようなサウンドです。

SUILEAN DUBH / コッターズ
アルバム『MADE IN CAPE BRETON』より。ケープブレトン出身の10代の兄弟姉妹グループ。ゲール語で歌っています。『冬の犬』の翻訳者、中野恵津子さんに推薦していただきました。

The West Mabou Set: The Night We Had the Goats, West Mabou, Pipe Reel [Live] / ベオラ
ケイプ・ブレトン出身の若いバンド。スコットランドからの移民が多いこの地方の音楽はケルト文化を受け継いでいます。ケイプ・ブレトンの音楽を演奏しているフィドル奏者の磯村実穂さんも推薦です。

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