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小学生の頃、江戸川乱歩の名前の由来がエドガー・アラン・ポーにあることを知って、「そんなペンネームのつけかた・・・笑える」と衝撃を受けたことを思い出します。今回その作品に初めて触れ、小川さんにポーという作家の凄さを語っていただきましたが、乱歩がその名を文字ったというのも納得。ポーは後年、様々な芸術家達に影響を与える、強力なエネルギーを秘めた作家だったのですね。小川さんも今回再び熟読して、インスピレーションを得たご様子・・・。次の小川作品は、ポーのエッセンスがほのかに香る小説かも?!楽しみです。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2009年09月27日
星野道夫
『旅をする木』

2009年09月20日
ジェームズ・ヒルトン
『チップス先生さようなら』

2009年09月13日
吉田兼好
『徒然草』

2009年09月06日
サマセット・モーム
『月と六ペンス』

アーカイブ
サイエンス・オブ・ザ・マインド/ルー・リード
ルー・リードが、エドガー・アラン・ポーをテーマに、劇作家のロバート・ウィルソン、ウィレム・デフォーたちと組んだ2003年の舞台『The Raven』のアルバムから。
「俺を葬むるのはやめてくれ、まだ生きているんだ(心の科学において)」という歌詞がこの曲にあります。
カプレ:(エドガー・アラン・ポーの怪奇な短編小説『赤い死の仮面』による)ハープと弦楽四重奏のための幻想的な物語/ウルズラ・ホリガー(ハープ)
ドビュッシーの友人でフランスの作曲家、アンドレ・カプレはポーの小説をテーマに1908年にこの曲を書きました。
新潮文庫では「赤き死の仮面」という題で収録されているこの短編、「伝染病」、そして、「人間そのものが怖い」という現代的なテーマが描かれています、と小川さん。

きみが嫌い/グレイプバイン
「きみが嫌いなのさ、きみも俺がきらいさ。奇遇だね。もしかして俺たちは気があう運命なのかも」。
好きなのに猫をいじめてしまう、禁じられたもの、手に入らないもの、誤ったものに魅かれてしまう、天邪鬼なポーの精神を思い起こさせます。

 
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