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俳句を扱った本を取り上げる前には決まって、「難しかったらどうしましょう」とドキドキしてしまう小川さんと私。でも毎回「楽しかったー!」という思いが残るのが俳句の不思議な魅力です。今回は詩人・萩原朔太郎が書いた評論で与謝蕪村の俳句を味わいましたが、朔太郎の蕪村への愛が熱いのなんの!ともすれば「表現が素敵」「かわいらしい句」というだけで通り過ぎてしまう作品が、朔太郎の解説のおかげで一歩深く味わうことができ、蕪村独自のノスタルジィや上品なエロティシズムなど、新たな世界を見せてもらいました。朔太郎さま、蕪村の魅力を教えてくれて感謝です!
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2014年3月9日
やなせたかし
『やさしいライオン』

2014年3月2日
山極寿一
『15歳の寺子屋
ゴリラは語る』

2014年2月23日
椋鳩十
『大造じいさんとガン』

2014年2月16日
宮尾登美子
『きのね』(下)

アーカイブ
春雨/ショーロ・クラブ
「春雨や小磯の小貝濡るるほど」、「春雨や人住んで 煙壁を洩る」蕪村の春の句です。日本の弦楽トリオの曲、ギターが好きだった萩原朔太郎も気に入ってくれるでしょうか。
目を閉じてごらん/ジェイムス・テイラー
「菜の花や月は東に日は西に」と同じ、太陽が沈むと月が昇る、という詩から始まる曲。そういう当たり前のことは目を閉じないと見えてこない、俳句を作る人は目を閉じて見える真実を見るいい目をもっているんですね、と小川さん。
ひとりぼっちの詩/長谷川きよし
遠い昔に失われた懐かしいぬくもりを、孤独の心で俳句に詠んだ郷愁の詩人、蕪村を思って。
 
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