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文学賞の授賞式で色川さんに優しい言葉をかけられたのが心温まる思い出という小川さんでしたが、実はこのエピソードには裏話がありました。色川さん・小川さんと同じテーブルにはあの中上健次さんもいらしたそうなのですが、授賞式会場の外では中上さんの原稿を待つ担当編集者が待機。「いつ原稿もらえるのだろう・・・」と顔色がどんどん悪くなる担当者さんをよそに、お酒が進んでどんどん気持ち良くなっていく中上さん。その光景が衝撃的である種のトラウマになったという小川さんは、今まで一度も原稿が遅れたことがないのだそうです! 中上さん、こんなところにも文学界に大きな影響を遺していました。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2014年4月6日
志賀直哉
『城の崎にて』

2014年3月30日
P.L.トラヴァース
『風にのってきた
メアリー・ポピンズ』

2014年3月23日
梶井基次郎
『桜の樹の下には』

2014年3月16日
萩原朔太郎
『郷愁の詩人
与謝蕪村』

アーカイブ
カム・サンデー/キャロル・スローン
色川さんのエッセイ集「唄えば天国ジャズソング 命から二番目に大事な歌」に、お気に入りのキャロル・スローンが東京でこの曲を録音したことが書かれています。
モーニン/アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ
昭和31年、アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズ(伝道師)の初来日を聞いた色川さん、「すっかり伝道されちまって、モーニンを口笛で吹きながら帰路についたものだ。あれはまさしく事件だったな。日本のモダンジャズの歴史があの晩からはじまったんだ」。
帰れない二人/井上陽水
色川さんの麻雀仲間だった陽水さんです。どこにも帰るところがなく彷徨った主人公と圭子を思って。
 
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