メッセージ
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最初はブラジルの人名、地名、神様に慣れるまで時間がかかり、ページをめくる手もテンポが悪かったのですが、主要登場人物たちを把握した途端一気にその世界にとり込まれました。冒頭の新聞記事の印象も強いからか、この物語がノンフィクションのように思えてならず、読後はついつい「ジョアン・ジョゼ」という画家が実際に活躍しているか、熱を込めてインターネット検索してしまったほど(残念ながら存在しませんでしたが)。「アマードの書き方は余計な同情や哀れみなどが一切ない。それがリアルでいいのです」と小川さん。作者ジョルジェ・アマードは“砂の戦士たち”の一員だったのではと疑うほど、彼らに肉薄しています。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2014年5月25日
ゴールズワージー
『りんごの木』

2014年5月18日
檀一雄
『美味放浪記』

2014年5月11日
岡ノ谷一夫
『つながりの
進化生物学』

2014年5月4日
『とりかへばや物語』

アーカイブ
山羊/カルリーニョス・ブラウン
サルバドールでは、貧しい若者たちを音楽でサポートしようという活動が行われています。この地区出身のカルリーニョス・ブラウンは、パーカッショングループ”チンバラーダ”を監督、指揮。これはチンバラーダ参加の曲です。
海で死ぬのは幸せ E Doce Morrer no Mar/ドリヴァル・カイミ
バイーア出身の巨匠、ドリヴァル・カイミ。ジョルジェ・アマードと友達でした。これは、アマードの詩にカイミが曲をつけたもの(1940年)。
コラサォン・ヴァガブンド/カエターノヴェローゾ&ガル・コスタ
ペドロとドーラにささげます。カエターノ・ヴェローゾとガル・コスタはともにバイーア州出身。出会ったのはガルが16歳のとき。1967年のデビュー作です。
 
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