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あの岡本太郎さんのお母様は、やはり只者ではありませんでした!独特の感性で言葉を紡ぎ、しかしその表現がひとりよがりでなく、「そうそう、こういう風に私も言いたかったの!」と読者を深く共感させる岡本かの子。小川さんも私もその言葉の力に圧倒され、「もっともっと教科書に掲載されたり、広く知られていい作家ですよね!」と熱くなってしまいました。ところで『金魚撩乱』に出てくる真佐子は他にはいない、衝撃的なキャラクターの女性でしたね。主人公の復一の手には到底負えない、ある意味スケールの大きな女性。男性を翻弄する嫌な女にも見えますが、私には人生を絶妙なバランスで諦め達観している様子が、とても魅力的に映りました。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2015年5月3日
池波正太郎
『剣客商売』一巻

2015年4月26日
夏目漱石『三四郎』
2015年4月19日
オトフリート・
プロイスラー
『大どろぼう
ホッツェンプロッツ』

2015年4月12日
ガルシア・マルケス
『エレンディラ』

アーカイブ
黄昏泣き/東京事変
「鮨」も、「太郎への手紙」も、母から息子への惜しみない愛が感じられました。この曲も母から子への歌です。
夢を見ていた金魚/矢野真紀
「金魚撩乱」にちなんで、金魚にまつわる歌を選びました。岡本かの子さんの作品から感じられるたくましさが、矢野真紀さんのロック・ヴォーカルとマッチしています。
 
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