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いやぁ最後の最後までドキドキさせられました、『海鳴り』!実は作品を番組で取り上げることになった時小川さんから「安心してください、ハッピーエンドですから」と言われていたのですが、残り数ページになっても「これ本当にハッピーエンド?私の聞き間違い?」と全く安心できぬまま、一気に読破することとなりました。男性心理を細やかに描いている作品でもありますが、終わってみれば慎重なのに危機的状況には「なんとかなるだろう」と楽観的(深く考えていない?)な新兵衛と、普段ふんわりしているのにいざとなると冷静な対処ができるおこうの物語となっていて、恋愛に対する男女の違いを表している作品のようにも読み取れました。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2016年1月17日
藤沢周平
『海鳴り』第一週

2016年1月10日
ジャック・ロンドン
『火を熾す』

2016年1月3日
渡辺淳一『花埋み』
2015年12月27日
2015年
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ライト・オブ・ホープ/クリス・レア
新兵衛は、おこうと結ばれて、暗い行き先を見ているだけでなくかすかな望みのような光を感じました。クリス・レアは、藤沢周平さんも聞いたシンガーソングライター。
心の愛/スティービー・ワンダー
藤沢周平さんが最後に気に入って、お別れの日にもCDを持って行ってもらったという曲です。(娘の遠藤展子さんのエッセイ「父との思い出」より)
虹をつかむ人/佐野元春&ザ・コヨーテバンド
「いい時もよくない時もめぐる季節に命預けて、誰もがみんな年を重ねていく、虹をつかむまであともう少し」という歌詞を新兵衛に捧げたい、と小川さん。
 
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