メッセージ
today's topic

お久しぶりです!番組に優しい応援メッセージを寄せてくださった方々、ありがとうございました。お陰さまで無事出産を終えましたので、今日からまた小川洋子さん主催のこの読書会に参加させてください。さて今回取り上げたのは、芥川龍之介23歳の時の作品『鼻』『芋粥』。「普通20代前半の作品というと、オレの考えはこうだ!オレはこんな人間なんだ!と自分を主張したがるものですが、芥川は平安時代の説話を題材として“人間”について書いている…。彼はデビュー間もない頃からもう老人だったんですね」と小川さん。若い頃から老成していた芥川。35歳という短い人生だったことも妙に納得できてしまう2作品です。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2016年3月27日
ジョゼフ・コンラッド
『闇の奥』

2016年3月20日
横光利一
『春は馬車に乗って』

2016年3月13日
ケネス・グレーアム
『たのしい川べ』

2016年3月6日
長田弘
『詩の樹の下で』

アーカイブ
ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ作曲)/イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)
芥川龍之介はクラシックをSPレコードや演奏会で楽しんでいました。その中の1曲です。どんどんテンポが雰囲気が変わっていく様子は、「鼻」や「芋粥」の主人公の心情とあっているように思います。
夢を見るだけ/エヴァリー・ブラザース
芋粥を飽きるまで飲んでみたい、この鼻さえ短ければ・・と夢みているときが、幸せでした。
 
今まで紹介した作品
当サイトは Amazonアソシエイトプログラムを利用しています。