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小川さんが中国とフランスへご一緒したことがあるという、縁の深い津島佑子さんの作品を味わいました。中国へはシンポジウムに出席するため、津島さんを団長に、小川さん、中沢けいさん、多和田葉子さんらと北京へ向かったそうですが、中国側のスタッフに小川さんたちを30秒位の短い時間でキビキビ的確に紹介した津島さんの姿が、今も強く印象に残っているのだとか。「私達の作品をちゃんと読んで下さっているのが伝わってくる30秒だったんです。でも『私は団長よ』みたいな偉ぶったところが全然なくて、文学界のカッコいい素敵な先輩でした」と小川さん。68歳の死はまだ早すぎますね。ご冥福をお祈りします。

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2016年5月22日
町田康・訳
『宇治拾遺物語』

2016年5月15日
呉明益
『歩道橋の魔術師』

2016年5月8日
椋鳩十
『片耳の大シカ』

2016年5月1日
吉屋信子
『花物語(上)』

アーカイブ
What's the use of wonderin「思案なんかすることはない」/ダイナ・ショア
最初の短編「光の領分」に、ゲーテの詩の朗読テープが出てきます。「思案なんかいっさいやめにして、まっしぐらに世間にいっしょに飛び出しましょう・・」。ミュージカル「回転木馬」の中によく似たタイトルの曲がありました。
確かな光/高野寛
主人公は何度も夢を見て、泣いて、そして娘という光とともに一生懸命生きていきます。♪夢を観てた何度も何度も、まぶしい朝、確かな光が、朝、目覚めたら訳もなく泣いてた。闇の中でさまよって抜け出せなくて・・♪
 
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