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今年はオバマ大統領の広島訪問という大きな出来事もあり、原爆や戦争について色々と考える機会の多い一年です。『八月の光』という作品は、原爆の投下を歴史の“点”ではなく、犠牲者たちの日常、家族、その後の人生など全て含め“面”として理解させてくれる貴重な一冊だと思います。
ところで小川さんは広島と同じ中国地方の岡山県出身。地形も似ているし、被害が大きかった相生橋と同じ名前の橋が岡山市内にもあるそうで、「原爆の投下目標が少しずれていたら、私は生まれていなかったわけで・・・やはり身近なこととして考えます」とおっしゃっていました。

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2016年7月31日
田中英光
『オリンポスの果実』

2016年7月24日
『ギリシア神話』
2016年7月17日
サローヤン
『僕の名はアラム』

2016年7月10日
ドナルド・キーン
『石川啄木』

アーカイブ
HIROSHIMA/井上陽水、奥田民生
原爆の朝をイメージさせる井上陽水さんの詞が印象的です。作曲の奥田民生さんが広島出身。
パッサカリアとフーガ/J.S.バッハ作曲 ヘルムート・リリング(オルガン)
3つめの短編 「水の緘黙」では、音楽、特に教会のオルガンが重要な役割を持っていました。被ばくし言葉を失って心を閉ざした少年が最初に心動いたのは音楽でした。「パッサカリア」は、修道士Kがレコードでかけてくれる曲です。
アオギリの木の下で/Metis
レゲエ・シンガー、広島出身のメティスさん作詞・作曲。被ばくの語り部だった沼田鈴子さんとの出会いから生まれた曲です。
 
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