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「語り手に“月”を選ぶというこのセンス!・・・アンデルセンは天才ですね」と絶賛の小川さん。イタリア、フランス、インドなど様々な国を毎晩訪れ、どんな狭い場所にも滑り入り、可愛い子にはそっとキスをすることもできる月。叙情的な物語の雰囲気にも合っているし、世界中誰もが知っている馴染み深い存在ですから親近感も湧きやすい。物語の語り手としてはこれ以上ない位うってつけです。「話の収拾がつかなくなったら、雲が出てきて月を隠しちゃえば終わりますしね」と私が夢のないことを言ったら、さすがに小川さんも苦笑いしてらっしゃいましたが。

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2016年9月4日
吉行淳之介『童謡』
2016年8月28日
ヨハンナ・シュピリ
『ハイジ 上・下』

2016年8月21日
三島由紀夫
『命売ります』

2016年8月14日
水木しげる
『のんのんばあとオレ』

アーカイブ
歌の翼に/メンデルスゾーン作曲、バーバラ・ボニー(ソプラノ)
「絵のない絵本」第一夜はインドの話、♪歌の翼に愛しき君を乗せて、ガンジスの野辺へと君を運ぼう♪というハイネの詩です。19世紀に活躍したアンデルセン、メンデルスゾーン、歌手のジェニー・リンドはよき友人であり恋の三角関係でもあったそうです。
フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン/ナット・キング・コール
第七夜、月夜の森の美しさに思わず祈りをつぶやく少女は、この瞬間、宇宙とつながっている・・小川さんはこの曲を思い浮かべたそうです。
ムーン・イズ・マイン/フェアグラウンド・アトラクション
♪電話もなければ手紙も来ない、だけど月は私のもの♪すべての持たない人、孤独な人にやさしい月でした。
 
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