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「生きる百科事典」と小川さんが評した澁澤龍彦。ローマの貴族たちの豪奢な宴会についての話を展開するのに、一見なんのつながりも無さそうな『吾輩は猫である』を持ってくるあたり、その底抜けの知識量に驚かされます。さらにその膨大な情報をセレクトしてつなげて、持論でまとめあげる卓越したセンス!没後30年経てど根強いファンがいるのも納得です。ちなみに一郵便配達人が作った壮大な石の宮殿については小川さんも以前から興味をもっているそう。「独りで黙々と仕事をする人が“ふと”としか表現できないタイミングで、突然石で宮殿を作りだす・・・小説のようじゃありませんか!」小川さん、ぜひそのテーマで小説書いてください!!

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2017年10月22日
ウィルバート・オードリー
『機関車トーマス』

2017年10月15日
太宰治
『富嶽百景』

2017年10月8日
エドワード・ゴーリー
『うろんな客』

2017年10月1日
萩原朔太郎
『月に吠える』

アーカイブ
オペラ『ヘリオガバルス(Eliogabalo)』よりシンフォニア/ 演奏)ラルッペ・ジャータ、クリスティーナ・プルハー(テオルボ、指揮)
歴代ローマ皇帝の豪奢なデカダンスに昭和30年代からあこがれた澁澤龍彦。少年皇帝ヘリオガバルスはとくにお気に入りでした。ヘリオガバルスがテーマのオペラが1667年、モンテヴェルディの弟子カヴァッリにより作曲されました。
乾杯の歌/アンナ・ネトレプコ、ローランド・ヴィラゾン、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団ほか
ヴェルディのオペラ「椿姫」より。「華やかな食物誌」ということで選びました。
ADIEU, MON AMOUR/加藤和彦
澁澤龍彦は、ジャン・コクトーに強く惹かれ翻訳などもてがけました。その時代を音楽で表現した加藤和彦のアルバム『ベル・エキセントリック』から。
 
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