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10代から20代前半の無垢な瑞々しい感性の伊藤整にしか作り出せない、清らかな詩の数々。北海道固有の自然の美しさも、この詩人の誕生を後押ししたようですね。ところで小川さんがお好きな詩「女」は、「あらー!オンナってそんなに神秘的なものじゃないけど、いやーそんな褒めてくれちゃいます?」と、女性ならちょっと照れてしまう一篇。「若い男の子にこんなふうに思ってもらえるなんて、とても嬉しくなりますね」と小川さんも言っていました。そんな話をしながら、だらしなく開いた膝をきゅっと閉じ、姿勢を急いで正した、「魔のやうないきもの」には程遠いふじまるでした。

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2018年01月14日
アガサ・クリスティ
『そして誰もいなくなった』

2018年01月07日
坂口安吾
『風と光と二十の私と』

2017年12月31日
2017年マイ・ベストブック
2017年12月24日
樋口一葉
『大つごもり』

アーカイブ
雪夜 /慶応義塾大学ワグネル・ソサイエティー男声合唱団、畑中良輔(指揮)
多田武彦さんが伊藤整の詩集から6篇に作曲した男声合唱組曲「雪明りの路」から。イベント「小樽雪あかりの路」のHPにもこの詩「雪夜」が引用されています。
スローモーション/サカナクション
山口一郎さんは、小樽出身。♪降り落ちる雪はスロー 少し黙って僕はそれを見てた ・・♪詩に雪の世界をたくさん書いた伊藤整にふさわしい歌詞ですね。
Paseo Pin(ピンの散歩)/笹久保伸(作曲、ギター)
1月から番組のエンディングテーマが変わりました。アンデスの音楽を勉強し、写真や現代アートでも活躍するギタリスト、笹久保伸さんのアルバム『ギター』からの1曲です。
 
今まで紹介した作品
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