プレゼント

当シネマテークでは「映画音楽」のリクエストを大募集中です!
血湧き肉躍るあの曲から、思わず涙が流れてしまうあの曲まで、映画の名シーンを思い出させてくれる映画音楽のリクエストをぜひ当シネマテークにお寄せ下さい。
(曲名が分からない場合も映画『○○○○』のテーマ曲とか映画『××××』のエンディング曲といったリクエストで大丈夫です!)

リクエストをお寄せ下さった方から抽選で毎週1名様に「番組特製の、ポップコーン・マシン、マグカップ、ネックピローの3点セット」をプレゼントいたします。
もちろんリクエストしていただいた曲は番組の中でご紹介していきますのでお楽しみに!

リクエストは

コチラ

からお送り下さい。
製作:1963年(日本)
監督:山田洋次
出演:倍賞千恵子/勝呂誉/ほか

倍賞千恵子の同名ヒット曲を原作に製作された歌謡映画。東京の貧しい下町で石けん工場の女工として働く女性を主人公に、結婚を約束した男性や弟の友人たちとの関わりをユーモアを交えながら明るく描いた人間ドラマ。山田洋次はこの作品が監督2作目にして初の長編。


泉麻人
― コラムニストの泉麻人さんが語る『下町の太陽』 ―

この映画はまず1962年に倍賞千恵子さんの歌がヒットして、それを映画化したものです。でも安直に歌をなぞるだけではなく、まだ新人の頃の山田洋次監督が青春映画としてちゃんと作っています。公開されたのが1963年ですから東京五輪の前年、高度成長期の東京の山の手と下町の街並みや社会構造を、ユーモアを含めつつ見事に描いた作品です。

映画の主な舞台になっているのは下町。具体的には曳舟ですから、今なら東京スカイツリーができたあたりです。主人公の倍賞千恵子さんはそこの石けん工場で働いています。実際この当時、京成曳舟駅の横には資生堂石鹸の大きな工場があったので、それをモデルにしたのでしょう。

そして倍賞さんが近くの町工場で働く2人の男性の間で揺れるんです。1人は上昇志向をもって正社員を目指している契約社員で、早川保さんという二枚目の俳優さんが演じています。もう1人は現場主義の野性的な若者で、演じているのは勝呂誉さんです。

早川さんは倍賞さんを銀座のデートに誘い、その帰り道で「隅田川を渡ると空までどんよりしている」と言います。彼は郊外の団地に住んで電気冷蔵庫やテレビのある生活に憧れているんです。そういえば小津安二郎の『秋刀魚の味』でも佐田啓治さん演じる若夫婦が郊外の団地に住んでいる設定で、この頃はトレンド指向の夫婦といえばそういうものでしたね。

映画に出てくる街並みを見ていると「橘や」という質屋の看板が電柱にあるんですが、実は今でも曳舟にこの質屋さんの看板があります。倍賞千恵子の弟たちの腕白グループが貨物列車が止まっているところで遊んでいるシーンもありますが、あそこは今スカイツリーになっていますね。東京の街好きにとってはそんな映像も興味深い映画です。


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−皆さんからのご感想−
製作:2005年(日本)
監督:山崎貴
出演:吉岡秀隆/堤真一/ほか

西岸良平の人気漫画を実写映画化した群像ドラマ。日本が高度成長期に差し掛かった昭和33年、東京の下町で貧しいながらも明るく暮らす人々の姿を温かく描く。VFXを得意とする山崎貴監督が当時の街並みをCGで再現したことも話題に。第29回日本アカデミー賞で全13部門の内12部門を獲得。


黒田涼
― 作家、江戸歩き案内人の黒田涼さんが語る『ALWAYS 三丁目の夕日』 ―

この映画の時代は1958年。東京タワーがどんどん建っていく1年間を、その麓近くの小さな町(たぶん今なら港区の芝や愛宕あたりだと思いますが)を舞台に、小さな自動車修理会社や駄菓子屋の人々を描いた映画です。修理会社の社長は堤真一さんで、駄菓子屋の店主で売れない作家が吉岡秀隆さん。その2人が引き起こすドタバタの騒動を中心に、当時の世相やホロリとさせるエピソードも楽しめます。

修理会社の社長と駄菓子屋の店主が取っ組み合いの喧嘩をするシーンでは「戦争も行ってないくせに!」「ロシア文学も読んでないくせに!」と言い合うのですが、戦争に行った人が普通にいるという描写は、今となっては時代背景としてちょっと新鮮に感じます。三浦友和さん演じるお医者さんが空襲でなくした奥さんと子供の夢を見るシーンも切ないですね。

ちょうどこの時代は冷蔵庫やテレビや洗濯機が家庭に入ってきた頃で、ある日、修理会社の社長の家にも冷蔵庫が入ってきます。みんな冷蔵庫に頭を突っ込んで「すげー!」と喜ぶ一方で、昔ながらの氷を使う冷蔵庫は捨てられてしまい、ピエール瀧さん演じる氷屋さんがそれを悲しげに眺めて去って行くんです。そんな時代を感じさせるシーンがたくさん散りばめられています。

この映画は時代劇の一種だと思います。一般的に時代劇と言えばチャンバラとか江戸時代というイメージですが、日本の過去を舞台にした映画は時代劇と言って良いのではないでしょうか。この映画はたかだか50〜60年前のお話ですが、みんなもうその時代を忘れています。この頃はまだ東京の空が広かったし、舗装されていない道は雨が降るとドロドロになっていました。そんな昔を思い出させてくれる素敵な映画です。


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― 皆様から寄せられたリクエスト&ご感想 ―

◎ラッキーロードさん(北海道・男性)

佐藤直紀さん作曲の

『ALWAYS 三丁目の夕日』

のテーマをリクエストします。私はまだ生まれていない時代のお話なのに、なぜか懐かしく、暖かく、郷愁を駆り立てる素晴らしいテーマ曲だと思います。また、鈴木オートの社長や、六ちゃん、茶川さんに会いたくなりました。

◎宇宙戦艦とまとさん(山口県・男性)

リクエストはこの時期(12月)になると何故か観たくなる作品

『ALWAYS 三丁目の夕日』

です。家族揃って観ます。この作品のメインテーマをお願いいたします。

◎さやえんどうさん(東京都・女性)

実はクリスマス映画でもある

『ALWAYS 三丁目の夕日』

の曲をリクエストします。メインテーマもいいですが、D-51の主題歌もいい曲なのでぜひ流してください。プレゼント希望です。
−皆さんからのご感想−
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