• 2017
  • 09
  • 24

たくさんの映画ベスト3ありがとうございました!

皆さんから本当にたくさんの「映画ベスト3」をお寄せいただき、心より感謝申し上げます。
最後に、今週寄せられた映画ベスト3をご紹介させていただきます。

−ふたごママさん(兵庫県・女性)の映画ベスト3−
『ニュー・シネマ・パラダイス』
この映画でジャック・ペランのファンになりました。渋くて最高。
テーマ曲が流れると映画を思い出してついつい涙がこぼれます。
『ロシュフォールの恋人たち』
とにかくカラフルでお洒落です。
若い頃のジャック・ペランを見つけて”ナイスガイ!”とニンマリしてしまいました。
『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』
何と言っても盲目役のアル・パチーノが女性と踊るタンゴのダンスが最高。
クリス・オドネルも誠実な役でファンになりました。


ふたごママさん、そしてベスト3を寄せて下さった皆様、ありがとうございました!
それでは、これからも皆さんが素敵な映画と出会えることを祈って “Bonne Projection!”

グレッグ
『日曜シネマテーク』をご愛顧いただき本当にありがとうございました。私も観ていない映画や知らない話をいっぱい聞けて、収録後に家に帰ってからすぐにその映画を観てしまうくらい、すごく楽しい番組でした。
今日は最終回にあたって、私が選んだ「なぜ今まで誰も選ばなかったのか、このアメリカ映画ベスト3」をご紹介します。

『バニシング・ポイント』

製作:1971年(アメリカ) 監督:リチャード・C・サラフィアン
出演:バリー・ニューマン/クリーヴォン・リトル/ほか


これは大学時代に観た映画で、すごく印象的でした。難しく言うと実存主義的な映画で、簡単に言えばカーアクションチェイス。あまりセリフもない映画です。
主人公はコワルスキーという男。もともとベトナム戦争のヒーローで、レーシングドライバーや警察官をしていたこともありましたが、どんどん人生が狭まって、今はレンタカーを運ぶ仕事をしています。そんなコワルスキーがコロラド州からサンフランシスコへ車を移動させることになり、早く到着させようとスピードを出していたら警察に追いかけられ、それがどんどん大騒動になっていくシンプルなお話です。
さらにスーパー・ソウルという目の見えない黒人のDJが登場します。そのDJは砂漠のラジオ局にいるんですが、何となくコワルスキーとインスピレーションで繋がっていて、彼の逃走を手伝うんです。そんな風にいろんな人の協力を得て逃げるコワルスキーは果たして……というお話で、最後はけっこう衝撃的です。
実はこの映画の原作者のマルコム・ハートは「次の映画は田宮二郎さん主演で撮りたい」と言って日本に来ていました。大学を出たばかりの僕を下手な通訳がわりに飲み屋で3人で話したりもしていたのですが、残念ながら田宮さんが亡くなってしまったので実現しませんでした。そんな思い出もある映画です。

『歌え!ロレッタ愛のために』

製作:1980年(アメリカ) 監督:マイケル・アプテッド
出演:シシー・スペイセク/トミー・リー・ジョーンズ/ほか


これはカントリーウエスタン歌手の実話です。すごく貧しい白人の炭鉱労働者の娘として生まれたロレッタ・リンは、電気もないような貧しい生活していました。彼女は15歳で結婚して19歳までに4人の子供を産み、20歳くらいで夫にギターを買ってもらって音楽を始めます。そして27歳で大ヒットしてカントリーウエスタンのスターとなる、まさにアメリカンドリームの音楽版です。彼女は80歳を過ぎた今でもツアーをやっているみたいですね。
映画は貧しい家で育つところからすごく上手く描いていますし、ロレッタ・リンを演じたシシー・スペイセクはこの映画でアカデミー主演女優賞を獲得しています。そして夫を演じているのがトミー・リー・ジョーンズ。全体に雨のシーンばかりで暗い雰囲気ですが、カントリーウエスタンという音楽も含めてとてもアメリカらしい映画だと思います。

『ドゥ・ザ・ライト・シング』

製作:1989年(アメリカ) 監督:スパイク・リー
出演:ダニー・アイエロ/スパイク・リー/ほか


この映画の舞台はニューヨークのブルックリン。古いイタリア人の街なんですが、だんだん黒人も入ってきて街が変わりゆく中、イタリア系のサルというおじさんが息子たちとピザの店をやっているというお話です。黒人のみならず韓国系やユダヤ系など、いろんな人種の人々が集う街で起こる騒動を描いています。
主人公は監督のスパイク・リー自身が演じているムーキー。彼はサルの店で配達の仕事をしているのですが、ある時、彼の友達が店を訪れて「なぜ店の壁に貼られた写真に黒人がひとりもいないんだ?」と尋ねます。それに対してサルが「俺の勝手だ」と答えて大喧嘩に。その喧嘩が店から道にも広がって暴動のようになってしまい、警察が出てくるほどの騒ぎに……というお話です。
人種問題という深刻なテーマを扱っていますが、けっこう楽しい作りなので重苦しさはありません。どっちが悪いとかじゃなくて、とても難しい問題だなということを感じさせてます。
−皆さんからのご感想−
笹本
様々なゲストがいらっしゃったこの番組、皆さんが選ぶ映画は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』やディズニーアニメなどで重なることが何度もあったのですが「人によって映画の見方は全然違うんだ」と驚かされたのがすごく印象に残っています。
それでは最後ということで「私が舞台版に出演したことのあるミュージカル映画ベスト3」をご紹介させていただきます。

『野郎どもと女たち』

製作:1955年(アメリカ) 監督:ジョセフ・L・マンキウィッツ
出演:マーロン・ブランド/フランク・シナトラ/ほか


原題と舞台版は『ガイズ&ドールズ』というタイトルのこの映画。たぶん舞台版も映画版も私が一番多く観た作品だと思います。ちょうど私が高校生だった頃、宝塚版が紫吹淳さんの主演で上演されたのですが、お小遣いを貯めて兵庫の宝塚まで観に行ったくらいですから。もちろんそれをきっかけに映画版も観て、私自身が出演する時にも見直して……と、何度も観ている作品です。
お話自体はすごく単純で、ギャングの男と救世軍の堅物女の恋愛話。ザ・ハッピーなミュージカルで、素敵なミュージカルナンバーがすごく多い作品です。私も演じたヒロインのサラ・ブラウンがハバナで初めてお酒をたくさん飲んで酔ってしまうシーンでは、舞い上がって《もし私がベルなら》という曲を歌うのですが、ジャズアレンジ版をスタバなんかでよく耳にするので、きっと皆さんご存知だと思います。
ミュージカルを観たことがない人、これからミュージカルを観てみたいという人に、私が一番最初に勧めている映画です。

『ロッキー・ホラー・ショー』

製作:1975年(イギリス) 監督:ジム・シャーマン
出演:ティム・カリー/スーザン・サランドン/ほか


これは本当に内容がないんです(笑)。「あらすじは?」と聞かれても答えられない作品で、ハチャメチャな感じを楽しむ感じの映画だと思います。
私は2011年に古田新太さん主演の舞台版に出演させていただいたのですが、とにかく毎日、ライブショーみたいな感じで楽しませていただきました。たとえば劇中で雨のシーンがあるのですが、舞台の上で登場人物が雨をしのぐために新聞紙をかぶると、お客さんも一緒になって新聞をかぶったり。お客さんも一緒になってセリフを言ったり、体験型の異色ミュージカルでした。
内容はなくても、とにかく曲が格好良くて、ただただ楽しいこの作品。舞台版は最後に総立ちでお客さんも一緒になって歌い踊り、大盛り上がりで終わっていました。映画でもその雰囲気は味わえるので、ぜひご覧いただきたいと思います。

『レ・ミゼラブル』

製作:2012年(イギリス) 監督:トム・フーパー
出演:ヒュー・ジャックマン/ラッセル・クロウ/ほか


『レ・ミゼラブル』は超定番のミュージカルで、私が一番長くやらせていただいた作品でもあります。原作はヴィクトル・ユゴーのフランス文学で、それをミュージカル化し、さらにミュージカル版を2012年にトム・フーパー監督が映画化したという経緯の映画です。
初めてこの映画を観終わった時の感想は「ずるい!」でした。すでに舞台版でこの作品にずっと関わってきた後だったので、ミュージカル版にない新曲があまりに素晴らしかったりするのはずるいなと(笑)。たぶん世界中のジャン・バルジャンを演じた俳優さんはこの映画版に嫉妬したと思います。
ミュージカルが苦手な方は、普通のセリフを喋っていた登場人物が突然歌い出すところに違和感を感じたりするんだろうと思います。でもこの作品は最初から最後まで歌だけ。突然の歌に戸惑うことはないので、ミュージカルの初心者にも入りやすいのではないでしょうか。
−皆さんからのご感想−
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