皆さん、こんにちは。俳優の野村周平です。今日は僕が好きな映画ベスト3を発表させていただきます!
※ 野村周平さんが主演の映画『サクラダリセット』、5/13(土)から《後編》が公開!
『ビッグ』
製作:1988年(アメリカ) 監督:ペニー・マーシャル
出演:トム・ハンクス/エリザベス・パーキンス/ほか
これは子供が遊園地に行ったら、願い事がかなうという機械があって、それで遊んだら次の日に大人になってしまう不思議なストーリーの映画です。その不思議なお話が僕は大好きで、ずっと夢を与えてくれる感じがします。
『もののけ姫』
製作:1997年(日本) 監督:宮崎駿
声の出演:松田洋治/石田ゆり子/ほか
この『もののけ姫』は今でも1週間に1回くらい観ている映画で、ジブリの中でも一番好きな映画です。アシタカが格好良いし、物語がしっかりとしているし、サンも可愛い。そして「生き物が悪いのか、人間が悪いのか、どっちも悪いのか」と考えさせられます。
『ワイルド・スピード』
製作:2001年(アメリカ) 監督:ロブ・コーエン
出演:ポール・ウォーカー/ヴィン・ディーゼル/ほか
僕はクルマが大好きなんですが、こういう映画もなかなかありません。クルマ好きのことを本当に良く分かっている映画だと思います。最初は大して良いクルマに乗っていなかったのに、最近では軍隊まで動かすようになっているのは、ファンでもワケが分かりません(笑)。でも大好きなクルマがいっぱい出てくる最高の映画です。
この映画はスピールバーグ監督の妹、アン・スピルバーグが共同で脚本を書いているのですが、そういう目で見ると主人公にスピルバーグが投影されているような印象を受けます。
主人公のジョシュは背の低さがコンプレックスの13歳の少年。遊園地のお願いボックスに「大人にして」と頼んだところ、翌朝にトム・ハンクス(当時35歳)になってしまうんです。大人の体になった少年がニューヨークのおもちゃ屋さんで巨大なピアノを踏んで遊ぶシーンは有名ですね。そこでおもちゃメーカーの社長さんと知り合いになって、子供の感覚でアイデアを出したりします。でもパーティーで社長が奮発したキャビアが美味しくないと顔をしかめるあたり、やっぱり子供なんです。
そんなトム・ハンクスの演技がすごくおもしろいし、彼に恋をしてしまうエリザベス・パーキンスの視点からはすごく切ないお話。単なるドタバタのファンタジーとは一線を画す作品です。