こんにちは! ももいろクローバーZのリーダー、えくぼは恋の落とし穴、百田夏菜子です。私が選んだ「最近観た、夢がある映画ベスト3」はこの3本です!

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『スティーブ・ジョブズ』

製作:2015年(アメリカ) 監督:ダニー・ボイル
出演:マイケル・ファスベンダー/ケイト・ウィンスレット/ほか


普段、私たちが使っている身近なiPhoneやiPodがどんな風にしてできたのか、その過程がものすごくおもしろい映画です。今では手のひらサイズで音楽が何千曲も聴けるのが当たり前ですが、昔はそれが想像もできない時代でした。そんな時代にスティーブ・ジョブズは「俺は何年後かに絶対お前のポケットに1000曲入れてやる」と言うんです。
みんなは「この人、何を言ってるんだろう」と思って馬鹿にするし、そのせいで作りたいモノが作れなかったりします。でもジョブズは夢を諦めず、ジョブズにしか見えていない未来に向かって突き進むんです。そんなことがあって、私たちが今こんなに便利に使わせてもらっているんだと分かって、すごくおもしろかった映画でした。
−映画評論家の清水節さんによる解説−
この映画の冒頭で、SF作家のアーサー・C・クラークの古い映像が出てきて「これから家庭にコンピュータが入ってどんどん便利になっていく」とジャーナリストに説明しています。それをMacintoshというパーソナルコンピュータで実現していったスティーブ・ジョブズを描いているのがこの映画です。
映画としては『ソーシャル・ネットワーク』のアーロン・ソーキンが手掛けた脚本がなかなか興味深い構成です。3部構成になっていて、3部ともジョブズが手掛けた画期的な製品を発表する直前の舞台裏。最初が1984年のMacintosh、次が1988年のNeXTcube、最後が1998年のiMacで、それぞれプレゼン直前に仕事仲間や友人や家族がやってきて、ジョブズとものすごい量の会話を繰り広げます。そのセリフの応酬は、会話劇なのにまるでアクション映画を観ているかのようです。
さらに3部それぞれで撮影するカメラを16mm、35mm、デジタルと変えたり、音楽もそれぞれの時代をイメージさせるシンセサイザーやデジタル音源を取り入れるなど、演出もかなり工夫されています。


『帝一の國』

製作:2017年(日本) 監督:永井聡
出演:菅田将暉/野村周平/ほか


これはめっっっちゃおもしろかった映画です。コメディもあり、マジメな部分もあり、いわゆる「笑いあり涙あり」な映画です。
主人公は菅田将暉さん演じる帝一という男性。彼は総理大臣になって自分の国を創るという夢を実現させるため、将来の内閣入りが約束されているという学校に入るのですが、その学校の中でいろんないざこざが起きていきます。しかもそこで頂点を取らなければ総理大臣にはなれないので、学生でも桁違いのいざこざが繰り広げられるんです。
現実とはまったく違う知らない世界なのに、どこかどんな世界にも通じる部分がある気がしました。人を蹴落としながら上に昇ろうとする帝一は、実はいい人なんじゃ……とも思える部分もあります。でも最後にすべてが繋がって、心からスッキリできる映画です。
−映画評論家の清水節さんによる解説−
これは最近多い漫画原作の映画です。そんな数ある映画の1本かなと思って観たら、けっこう笑えました。
百田さんもコメントしている通り、生徒会長になると政界における重要ポストが約束されている学校で行われる選挙戦がクライマックスです。そしてそこには民主主義のシステムを客観的に揶揄することで笑いが起きるようなシーンがいっぱいあります。単なるお笑いやイケメン祭りではない毒のある笑いがおもしろいと思いました。
たとえて言うなら『無責任』シリーズの現代版みたいな印象です。ぜひ続編を観たいと思います。かつて『キャプテン翼』を見てJリーグの選手になった人がいるように、この映画を観て政治家になり、政界をかき回す人が出てくるとおもしろそうです。


『美女と野獣』

製作:2017年(アメリカ) 監督:ビル・コンドン
出演:エマ・ワトソン/ダン・スティーヴンス/ほか


私はエマ・ワトソンが大好きで、よく画像検索をして「可愛いな、綺麗だな」と見ているくらいなので、彼女が『美女と野獣』を演じると聞いた時に「絶対に観に行こう!」と決めていました。
そしてやっぱりディズニー映画って人の心を綺麗にしてくれる、大切なことを教えてくれる映画だと思うんです。だからこの映画はエマ・ワトソンの可愛さと、心が洗われる映画の内容で、心から楽しめた1本でした。
−映画評論家の清水節さんによる解説−
これは皆さんご存知のディズニーアニメの実写化です。王子さまが魔女の呪いによって野獣になってしまう。そして魔女が残した薔薇が散る前に誰かに愛されないと、人間に戻ることができない。その屋敷にヒロインがやってきて……というお話です。
1991年のアニメ版ではCGが導入され、それまでのセルアニメでは見られなかった映像が話題を呼んで大ヒットしました。その実写化にあたって『ハリー・ポッター』シリーズでヒロインを演じたエマ・ワトソンを起用し、かなりの興行収入を上げています。
ただ、個人的には不満が残る内容でした。1991年のアニメ版に忠実なのはマーケティング的に理解できるのですが、近年のディズニーアニメの実写化は昔ながらのお姫様像を壊して、自ら戦うシンデレラや、姉妹の仲を優先したアナを描いたのが良かったと思うんです。その流れで行けば、この映画は野獣から戻らないまま二人が結ばれるラストでも良かったのではないでしょうか。



清水節
■ 清水節(しみず・たかし)
1962年東京生まれ。編集者・映画評論家・クリエイティブディレクター。映画雑誌「PREMIERE」他を経て、映画情報サイト「映画.com」「シネマトゥデイ」他で執筆。著書に「スター・ウォーズ学」「いつかギラギラする日 角川春樹の映画革命」他。テレビやラジオ、イベント等での解説や、ドキュメンタリー番組の企画制作も手掛ける。
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