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村上RADIO~1980年代、ヒットソング・オンパレード~

村上RADIO~1980年代、ヒットソング・オンパレード~

こんばんは、村上春樹です。村上RADIO、この番組、普段はリクエストをとっていないんですが、今日はその反動というか、罪滅ぼしというか、ほぼオールリクエストでいきます。
1980年代、ヒットソング・オンパレード――村上RADIO史上、希に見るベタさで突っ走ります。さて、どんな曲がかかるでしょうね? 1980年代にタイムスリップしてください。

<オープニング曲>
Donald Fagen「Madison Time」


この番組は、普段は自分の家からレコードとかCDをまとめて持参して、スタジオに来るんですが、今回はほぼベタな曲ばかりなので、ぜんぶTOKYO FMのレコード室にあるもので間に合いました。だから何も持たず、ふらっと手ぶらでやってきました。たまにはこういうのも楽でいいですね。
ねえ、猫山さん(ニャーオ)

さて、どうして今ここで1980年代ポップス特集かというと、僕自身80年代によくポップスを聴いていまして、このへんなんか懐かしいなあ……という気が最近になって、わりにふつふつとするからです。どうして80年代によくポップスを聴いていたのか? それについてはまたあとでお話ししますが、まずは曲を聴きましょう。
Billie Jean
Michael Jackson
Thriller
Epic
ラジオネーム:「80年代の小学生」さん 神奈川県40代 男性
<ぼくが小学生だった頃に一番鮮烈だったのは「ムーンウォーク」でした。同級生が披露してくれた新しいダンスは、いまでも目に焼きつけられて忘れられません。大学生のときの彼女がたまたまマイケル好きで、「ビリー・ジーン」の歌を一緒に聴いたのが良い思い出です。>



それから、滋賀県「遅れてきたレコードマニア」さんからは、
<ベタのきわみですが、マイケル・ジャクソンの「ビート・イット」をお願いします>
というリクエストも来ております。どちらもかなり「ベタのきわみ」ですが、いっそのこと「ビリー・ジーン」からいってみましょう。

<収録中のつぶやき>
このリズム、最高だよね。クインシー・ジョーンズのアレンジメント、今となっては懐かしいですね。僕は昔、クインシー・ジョーンズと話をしたことがあります。そのときにクインシーが「俺は松田聖子のプロデュースをしたことがあるんだよ」と自慢していましたけど、“そこはマイケルだろうが”と僕は言いたくなりましたけどね。
Forest For The Trees
HUEY LEWIS AND THE NEWS
FORE!
Universal Music
僕の好きなバンド、ヒューイ・ルイス&ザ・ニューズにもリクエストを数多くいただいています。ヒューイ・ルイス&ザ・ニューズ、数年前にほぼオリジナル・メンバーで来日しまして、僕も聴きにいきました。昔とぜんぜん変わらなくて、楽しかったですよ。客席がいちばん盛り上がったのはやはり「パワー・オブ・ラブ」でしたけどね。

「つけ麺ライダー」さんからのリクエストです。「つけ麺ライダー」って、たしか僕が以前に差し上げたラジオネームですよね?

<80's、来ましたねっ‼ 僕の一番大好きなHuey Lewis & The News のアルバム『Fore!』の9曲目、「Forest For The Trees」。この曲聴くと、冬で寒くて粉雪がチラつくイメージが脳内に広がります。>


ほかにも「The Heart Of Rock & Roll」とか、いろいろリクエストをいただいていますが、 「Forest For The Trees」を行きましょう。この曲、僕もなぜかよく覚えています。シングル・ヒットはしなかったと思うんだけど。
Every Breath You Take
The Police
Synchronicity
A&M
I Just Called To Say I Love You
Stevie Wonder
Song Review: Greatest Hits Collection
Motown
今回いちばんたくさんリクエストが来ていた曲を2曲続けてかけます。この2曲、すごく人気があるんですね。

静岡県在住 女性 ロクサーヌさん
<1980年代は20代でした。今でもこの「Every Breath You Take」のイントロが流れてくると、幸せな気持ちになります。90年代にアメリカでスティングのコンサートに行ったとき、この曲のイントロが始まるやいなや総立ちになり、観客全員で大合唱となったのを覚えています。名曲ですね。>


「マムシ目のだんな」さん

<「I Just Called to Say I Love You」がヒットした当時、個人的につらく悲しい時期をこの曲に癒やされました。心に染み入るような名曲だと思います。>


うん、そういう思い出の曲って、たぶん誰にもありますよね。ポリスの「見つめていたい」“Every Breath You Take”、そして、スティーヴィー・ワンダーの「愛していると言いたくて」“I Just Called to Say I Love You”(邦題:心の愛)」。

<収録中のつぶやき>
懐かしい~~~。

僕は1980年代によくポップスを聴いていたという話をしたんだけど、どうしてそうなったのか? 僕は1974年から1982年くらいまでジャズの店を経営していたんです。国分寺と千駄ヶ谷で。で、とにかく朝から晩までジャズばっかり聴いていました。
ところが1979年に、ふとしたことで小説家になってしまいまして、しばらくは店を経営しながら小説を書いていたんですが、2つも仕事があるとなにしろ忙しくて、どっちか1つにしようと思って、結局、小説家になりました。店もけっこう繁盛していたし、仕事はそれなりに楽しくはあったんだけど、やっぱりしっかり集中して小説を書きたかったから。
でも、店をいったんやめちゃうと、それまでの疲れがどっと出ちゃいまして、「あとしばらくはジャズ、あまり聴きたくないかも」みたいな気分になって、それからクラシック音楽とポップスばかり聴いていました。ジャズを聴き過ぎた反動だったんですね。
そんなわけで80年代のポップス、けっこうよく聴いています。
I Should Be So Lucky
Kylie Minogue
TNCP-17
トライスクル
というところで、僕からの個人的なリクエストです。カイリー・ミノーグの「ラッキー・ラブ」、我ながらベタですよねえ。
僕はロンドンで、しばらく一人暮らしをしながら小説を書いていた時期がありまして――書いていたのは『ダンス・ダンス・ダンス』っていう小説なんだけど――そのときいちばん流行っていたのがこの曲でした。街のどこに行ってもこれがかかっていました。だからこの曲を聴くと、当時のロンドンの風景がさっと頭に浮かんできます。聴いてください。

<収録中のつぶやき>
2000年に僕が取材でシドニーオリンピックに行ったとき、開会式でカイリー・ミノーグが歌っていました。彼女はオーストラリア人なんです。残念ながら曲は「ラッキー・ラブ」じゃなかったけど(笑)。
Steppin' Out
Joe Jackson
Night And Day
ユニバーサルミュージック
静岡県の女性 真雪さんから
<Joe Jackson「Steppin' Out」をリクエストします。この曲が流行った頃、私は東京の短大生でしたが、今になってもずっと変わらず一番好きな曲です。この曲の「テレビもラジオも放って置いて、今夜出発しよう。光の方へ進んでいこう」という歌詞を聴いていると、ただただ明るく、まっすぐで強い気持ちになれます。>


埼玉県の女性「えひめみかん」さんから
<80年代洋楽ヒット曲において、私が考える「三大イントロ」の1曲を、今回リクエストさせてください。それは、Joe Jackson「Steppin' Out」です。「三大イントロ」のほかの2曲は、Yes の「Owner Of A Lonely Heart」とa-haの「Take On Me」です。お時間がございましたら、村上さんが考える「三大イントロ」を教えていただけますでしょうか。>


えーと、80年代に限らなければ、僕がいちばん印象的だと思うイントロは、まずロネッツの「Be My Baby」ですね。フィル・スペクター節全開っていうか、イントロを聴くだけでわくわくしちゃいます。それからドアーズの「Light My Fire」、レイ・マンザレクが弾くオルガンのイントロです。その2つは簡単にすっと出てくるんだけど、3つ目がむずかしい。いっぱいありすぎて、決められません。でも「Steppin’Out」のイントロ、確かにしゃれていて、いいですよね。
Road to Nowhere
Talking Heads
Sand In The Vaseline- Popular Favorites [Disc 2]
Warner Brothers
東京都の女性「かわらの猫」さん
<Talking Headsの「This Must Be The Place」または、「Road To Nowhere」はどうでしょうか。80年代の曲はあまり熱心に聴いていないのですが、トーキング・ヘッズは大好きなバンドです。村上さんの小説やラジオのなかでトーキング・ヘッズが流れたことはないような気がするので、もしかしたら村上さんはお嫌いかもしれませんが、よかったらかけてください。>


東京都「グレ&ブル」さんからも「Road To Nowhere」へのリクエストをいただいています。

この曲、僕も好きです。
昔、Talking Heads(+トム・トム・クラブ)が来日したとき、新宿のホールに行こうと思ったら既にチケット完売でして、千葉の会場ならまだ残っているということだったので、わざわざ千葉までいったんですが、千葉のチケットはかなり売れ残っていて、駅前で女子高校生に無料で配っていたみたいです。席がガラガラだとまずいので。好みって、場所によってけっこう違うものなんですね。
The Glamorous Life
Sheila E
The Glamorous Life
Warner Bros.
亡くなったプリンスへのリクエストがもっと来るかと思っていたんだけど、意外に少なかったですね。そのかわりプリンス・ファミリーの1人、シーラ・Eへのリクエストが1件来ていたので、このへんは喜んでかけちゃいます。「The Glamorous Life」。

「つばくろ危機一髪」さん、東京都 男性です。
<シーラ姐さんのパーカッションはめっちゃカッコ良かったです。イケイケ感があるこの曲もリクエストしてみよう。>


その頃、「シーラ・Eは、いいらしい」という回文みたいなものが、局地的に流行っていました。何がどういいんでしょうね? よくわかりませんけど。でも、はい、たしかにこの人のパーカッション、めっちゃかっこよかったです。
JUMP
Van Halen
1984
WARNER MUSIC JAPAN
ヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」にも、たくさんリクエストをいただきました。デイヴィッド・リー・ロスがメンバーに入っている頃のヒット曲ですね。この曲がヒットしたあとでロスさんはバンドを離れて、代わりにサミー・ヘイガーが入りました。

「神戸港第四突堤」さん 兵庫県 女性
<私は学生時代、陸上競技部で走り幅跳びをしていました。この曲を聴くとどこまでも高く遠く跳べる気がしました。この曲をぜひお願いします。>


「気分はガープ男」さん 千葉県
<僕はヴァン・ヘイレンが好きだったのですが、デイヴが抜けてサミー・ヘイガーがボーカルになったときには、俺の青春は終わったと思ったものです。>


うん、その気持ちよくわかります。ただ僕の場合、当時もうとっくに青春は終わっていたので、そこまで深くは思いませんでしたけど。
行ってみましょう、ヴァン・ヘイレン「ジャンプ」。跳べる人は跳んでください。
Girls Just Want To Have Fun
Cyndi Lauper
She's So Unusual
Sony Music Japan International(SMJI)
次はシンディ・ローパー、「ハイ・スクールはダンステリア」“Girls Just Want To Have Fun”。シンディ・ローパーって、人気あるんですね。とりわけ女性に人気があるみたいです。

「納豆キング・コール」さん 千葉県 女性。

これ、僕が差し上げたラジオネームですね。お元気でしょうか?

<1984年、高校に入学して初めての体育祭。女子はクラスから数名、チアガールをしなくてはなりません。ミニスカートをはいて、ポンポンを持って踊ったりするのはとても恥ずかしく、誰もやりたがりません。しかたなくクジ引きをしたら、見事にクジを引き当ててしまいました。泣きたくなるほどイヤでしたが、仕方ありません。そのときのチアガールのダンス曲がシンディ・ローパーの「Girls Just Want To Have Fun」でした。いやいやながらのチアダンス、でもやってみたら以外と楽しくなってきて、本番はノリノリでしたね。>


海外からもリクエストがありました。Elurさん、女性です。
<当時、シンディ・ローパーは奇抜なイメージがありましたが、今では「ものすごく筋の通った人」と尊敬しています。私は東日本大震災の被災者なので、彼女があのとき、逃げずに日本に残ったあたりの話は、今でも泣けてくるほど感謝しているんですよね。こういう人間になりたい。>


その他、「Time After Time」なんかにもたくさんリクエストをいただきましたが、今日は「ハイスクールはダンステリア」で、陽気にノリノリでいきましょう。しかしこれ、すごい邦題だな。
夜明けのMEW
小泉今日子
K25 ~KOIZUMI KYOKO ALL TIME BEST~
Victor Entertainment
日本の80年代ヒットソングにもたくさんリクエストをいただきました。「ルビーの指輪」から「ハイスクールララバイ」、中島みゆき、ユーミン、松田聖子、チェッカーズまで。

大阪の「ノモ16Tシャツ」さん
<村上さんはベネチアで小泉今日子をずっと聴いていたと某雑誌で読みましたが、ちなみにどんな曲でしたか?「夜明けのMEW」とかですか?>


僕は80年代しばらくイタリアに住んでいまして、そのとき村上龍さんがたまたまローマに来ることになって、「なんか持ってきてほしいものある?」と訊かれて、「日本語の歌が久しぶりに聴きたいので、何か適当なものを」と頼んだら、カセットのミュージック・テープを何本か持ってきてくれまして、そのうちの1本が小泉今日子さんのヒット曲集でした。ベネチアを旅行したときそれを持って行って、運河のほとりに座って、ウォークマンでよく聴いていました。懐かしいです。
はい、「夜明けのMEW」もその中に入っていました。聴きましょう。この方のリクエストは佐野元春さんの「SOMEDAY」だったんですけど、まあ、いいですよね。
Time After Time
Miles Davis
Time After Time
Standing Oh! Vation
マイルズ・デイヴィスがシンディ・ローパーのヒット曲「Time After Time」を演奏します。かなり意外な取り合わせで、当時評判になりました。今聴くと、なんか懐かしくて素敵です。80年代ヒットソング特集、たくさんたくさんリクエストをいただきましたが、ほんの少ししかかけられませんでした。ごめんなさい。
今日の言葉はロシアのプーチン大統領の言葉です。「ニューヨーク・タイムズ」の記事によれば、彼はウクライナの戦争で息子が戦死したある母親に、面と向かってこう言ったそうです。

このロシアでは年間、何万人もの人がアルコール濫用や交通事故で命を落としています。あなたの息子さんは、ウォッカの飲み過ぎなんかで死ぬより、ずっと意味ある死に方をしたのです。
うーん、まったくすごいことを言いますよね。
でもこういうのって、巧妙なロジックのすり替えなんです。だってウォッカや自動車は本来、人を殺すために作られたものじゃありません。あくまで付随的な、アクシデンタルな結果として、不幸にして人が亡くなるという結果が生まれるわけです。
でも戦争はそうじゃない。戦争は基本的に、人を殺傷することを目的として行われる行為です。そういう、本来は同じレベルに置くべきではない事柄を並べて比較することで、ものごとをねじ曲げて正当化していく。これは何もロシアだけではなく、戦争に携わる国の指導者がしばしばおこなうごまかしです。
そして彼ら自身は決して戦場には行きません。みなさんもそういう連中に言いくるめられないよう、じゅうぶん気をつけてくださいね。
それではまた、来月。

スタッフ後記

スタッフ後記

  • 今回たくさんの80'リクエストをお寄せいただきありがとうございました。リクエスト企画は「村上作品に出てくる音楽」以来、2回目かもしれません。春樹さんは「時間が足りなくてWham!がかけられなかったな」と残念そうでした。「こんなテーマでやってほしい!」というリクエスト企画のリクエストもお待ちしています(構成ヒロコ)
  • エディターSさんの「Z世代のS」は私のことです。80年代はまだ生まれてないですが、どれもノリがいい曲で楽しく収録していました。曲がかかった瞬間に、身体でリズムを取る村上DJがとても楽しそうで。シーラEさんのパーカッション、めちゃかっこいいですね!(AD桜田)
  • 今回の村上RADIOは、史上稀にみるベタさで80年代ポップス特集でした。村上さんと80年代ポップスの関連話しはもちろん、「三大イントロ」話やプーチン大統領への言及、村上さんが歌っている箇所もありますので、放送を聞き逃した方もradikoでぜひ探して聞いてみてください。(キム兄)
  • 80’sといえば、まさにワタクシの青春時代。駅前のYOU&Iでレコードを借りて、親の持つレコードプレイヤーからカセットへ録音。ラジカセでダビングし、お友達とシェア。そんな懐かしい想い出が蘇る今回のリクエスト企画。もちろん私もリクエストしましたよ。リスナーとして!残念ながら、村上DJに採用はしてもらえませんでしたが、今回オンエアされた曲はどれも歌える!という、DJ曰く「ベタな選曲」ですので、どんな方にも楽しんで頂けると思います。ちなみに、スタッフも歌いながらの楽しい収録でした。(レオP)
  • 気分は、もう80年代……今月は、たしかにベタな“1980年代ヒットソング”のオンパレードでした。でも、収録スタジオでいちばん愉しそうに弾けていたのは、Z世代のSディレクターでした。「たまにはリクエスト特集も良かったね」と、村上さん。ヘッドフォンをつけ、スタジオ内でリクエスト曲を聴きながら、思わず身体でリズムを取る様子は、まさに「DJ村上」。マイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」から小泉今日子「夜明けのMEW」まで、団塊世代もバブル世代も、そしてZ世代も、懐かしくて楽しい時間を過ごしました。ヒューッ!(エディターS)
  • トーキングヘッズ来日公演、東京は満杯で、千葉は女子高生が動員されていたと春樹さん。いやはや。ファンだったぼくはあの手この手で苦労しながらチケットを手に入れ、満員の渋谷公会堂に行った覚えがあります。そうかぁ。千葉でのチケットはタダで配られでいたんですね。揉み上げをカットしたテクノ小僧も多かったなぁ。CDが市場に登場した80年代は様々な音楽が花開いたワンディケイドで、FMも盛り上がり、音楽業界にはお金も流れ込んで、来日公演も続々と。バブルも悪い面ばかりではなかったんです。懐かしい青春期でした!(延江GP)

村上春樹(むらかみ・はるき)プロフィール

1949(昭和24)年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。’79年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に、『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ノルウェイの森』、『国境の南、太陽の西』、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』、『1Q84』(毎日出版文化賞)、最新長編小説に『騎士団長殺し』がある。『神の子どもたちはみな踊る』、『東京奇譚集』、『パン屋再襲撃』などの短編小説集、『ポートレイト・イン・ジャズ』(絵・和田誠)など音楽に関わる著書、『村上ラヂオ』等のエッセイ集、紀行文、翻訳書など著訳書多数。多くの小説作品に魅力的な音楽が登場することでも知られる。海外での文学賞受賞も多く、2006(平成18)年フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、’09年エルサレム賞、’11年カタルーニャ国際賞、’16年アンデルセン文学賞を受賞。