2016/10/9
10月に入ったのに、暑かったり涼しかったり。不安定な天気が続きますね。
「秋になりましたね。ここ数ヶ月はオペラなどもあり、とても忙しく過ごしていました。色んな苦労もありましたが、苦労ができる幸いと切り替えた。自分が好きでやっている事。不幸の数を数えるよりも、幸せの数を数える。それにしても秋は、私も憂鬱になってしまうのです」という江原さん。
今日は『ネガティブメール特集』をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Starman / デヴィッド・ボウイ
◇恩送り / 江原啓之



「私は人生が楽しくありません。仕事も自分に向いていないようですし、つまらなくて人間関係もギスギスしています。これからの将来的な展望も見えず、これだ!というような前向きなやりたい事がありません。うまく素材を料理できずにダメな運命を引き寄せているようです。もっと生き生きと人生を楽しもうと、自分を変えたいのに、何をどうやって変えればいいのか分かりません。何とかしたいです。現状打開の為の第一歩につながるアドバイスが欲しいです」というメールをいただきました。

江原さん
「こういう人はある意味で、実直ですごいと思う。“人生が楽しくありません”とありますが、楽しくするのは自分。“仕事も自分に向いてないようですし、つまらなくて”というのも、仕事は元々はそんなに楽しいものではない。仕事は自分で楽しくするんです。“人間関係もギスギスして”というのも、それが嫌なら自分で対処する。“将来的な展望”も、自分で決めるもの。“やりたい事がありません”というのが、実直かな。“やりたい、夢持たなきゃいけない”強迫観念があるのではないか。毎日、ご飯を食べて、仕事行って、帰ってくる。この暮らしをずっと続けていく事だって、十分立派な事。何もない事はない。生きていれば絶対に何かある。バス停でお婆さんと語りあったとか、意地の悪い人に会っちゃったなどという些細な事でもあるんです。それを、経験と感動をしていればいい。今度11月に私の『大人のスピリチュアル』という原稿も出る「ku:nel」(マガジンハウス)という雑誌は、フランス的生き方を意識している雑誌。フランス人は洒落て見えるけれど、特別な事はないと思う。フランス人だって、毎日フルコースのフランス料理を食べている訳ではない。ちょっとセンスを良くしてみたりと、日常の楽しみ方が上手。そういうちょっとした事が大事だという事を理解した方がいいんじゃないかな。もう一度、よく考えてみましょうね」


「私は今ある人に無視をされています。相手は自分が気に入らないのだと思います。私は相手の方が嫌いになりました。嫌いは好きのうちなんですよね。自分は以前、その人の事が好きでした。最近は無視をされて傷ついて、本当は仲良くしたのに、意地を張ってしまってうまくいきません。私は、いつもコップの中の嵐です。大した事ない事を大袈裟に騒ぎ立てて嫌われています。ずっといじめにあっていましたが、身から出た錆でした。後ろ指を指されて辛かったですが、そのお陰で気付かない事には気付けたと思います。感謝ばかりです。今も色んな所で嫌われているし、陰口も言われます。自分の性格はだいぶ問題があるようです。しかし、頑固過ぎて何も変えられないです。欠点を指摘されても耳を傾けない所があります。屁理屈を思ってしまいます。自分が正しいわけではないです。人が嫌いです。欲を持たなければそれも楽かなと思います。人と仲良くしたいような、もう誰とも関わりたくないような気持ちが混ざり合っています。江原さんは人が好きですか?人に嫌われて傷ついて、嫌いになった事はありますか?どうしたらコップの中の嵐をやめられますか?」というメールをいただきました。

江原さん
「まったく整理されていないですね。矛盾だらけ。“好き、嫌い。好き、嫌い”と言っているのと一緒。“感謝ばかり”と言いながら“頑固過ぎて何も変えられない”。両方の気持ちがあるのは、中途半端だから。“私は相手の方が嫌いになりました。嫌いは好きのうちなんですよね”というのも、無視をされたから嫌いになっているだけ。ちょっと幼いかな。自分の意に沿わないだけで、相手が嫌っている訳ではないかもしれない。“コップの中の嵐”という事は、些細な事だと自分で分かっている。分かっているのであれば、自分で変えるしかないですよね」


「悩みです。私自身、江原さんの事は好きで、著書、テレビ、ラジオ拝見拝聴しております。ただ、彼の信仰っぷりについていけません。彼と知り合ったのは10数年前。親しくなったのはここ2、3年です。彼と私が関わらない期間に、江原さんに強く影響を受けたようです。私たちは去年付き合いだし、来年結婚する事が決まりました。両方の親にも挨拶が済んでいます。そこで前から気になっていた彼の江原さん信仰について、どうしても解決していただきたくメールしました。彼は、何よりも江原さんの言う事を信じています。私が何かに意見すると、必ず“俺は分かってた。江原さんから聞いていた”と言い“まだ終わらないんだよ”と、不安を煽ります。また、神の事や日本の成り立ち、前世の事などスピリチュアルな事を教えてくれます。それでたくさん学んだので感謝はしていますが、彼には霊感が一切ないのです。彼曰く“ないから江原さんから教えて貰ってるんだよ”と。悪い事ではないと思うのですが、私の意見より、常に江原さんの意見の方が重要みたいですので“江原さんと結婚すれば!”と、真面目に思っています。私はこれからどうしたら良いでしょうか。彼と一緒に、常に江原さんの言う通りに、考えや生活を送ればよいですか?」というメールをいただきました。

江原さん
「いい迷惑(笑)。奥さんが“江原さんがこう言ってたのよ!”という話はよくあるが、このパターンはなかなかないですね。旦那さんの肩を持つわけではないが、あなたも悪いかな。私の本を読んでいたら“信仰っぷり”とは言わないと思う。“彼には霊感が一切ない”というのも、私が言っている事と霊感は、まったく関係がない。霊的な哲学なのです。あなた自体が、そういうレッテルを貼っていて、深く学んでいない。どちらかというと彼の方が理解しているんだと思う。けれど、彼の“ないから江原さんから教えて貰っているんだよ”という意味が“霊感”というだけの事で言っているのであれば、彼も中途半端かもしれない。そうでないとしたら、彼自身、一生懸命理解しようとしている事に、あなたも変に嫉妬し過ぎるのではないか。よく二人で深く学んでみたらどうでしょう。深く学び、スピリチュアリズムを理解していたら、トラブルは絶対にあり得ないんです。そこにすべて道や法則があるから。一般的な信仰やオカルトとは、まるで違う。霊的哲学。よく話し合ってから結婚した方がいいのではないでしょうか。会話もないカップルもあるんだから、ディスカッションできる題材があるというのもいい事ですね。けれど、題材の理解度がお互い薄い。例えば私の哲学が日本語だとしましょう。そうすると、あなたは中国語、彼は英語。お互いの共通言語がたどたどしくてちゃんと翻訳できていないという事ではないでしょうか」


●江原啓之 今夜の格言

「秋は暮れて行く人生をみつめる季節です」
「人生の収穫を理解すれば、豊かな秋です」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
◇ いま江原さんに聞きたいこと
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ エンジェルさん目撃談
◇ 若者メールからのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
◇ 10月お誕生日の方
◇ Dr.Recella城嶋さんへの質問コーナー
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