2016/10/23
気温が上がったり、下がったり。みなさん、体調崩されていませんか?
「10月も半ばを過ぎると、年末の気分になりますね。12月には紀尾井ホールで『いのちの詩』があり、クリスマスディナーショーも3か所で行う予定。それぞれで話す話も変えます。30周年ですから、私が今まで経験したいい話をします。そして、『カウントダウンみちひらきスペシャル2016-2017』。『年忘れうら語りスペシャル』と『カウントダウンみちひらきライブスペシャル』を行います。そして、その後は、『新春講演会2017』。ぜひ、みなさん、いらしてくださいね。
そんな中、番組にいただくメールで多いのは『人間関係の悩み』。人と人は、磨き合い、切磋琢磨するもの。人としか学べないんです」
今日は『コミュニケーション』をテーマに番組をお届けしました。

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今夜お届けしたナンバー
◇True Friend / マイリー・サイラス
◇思考に気をつけなさい / 江原啓之



「信頼していた部下がツイッターで(ネームを分からなくしているのを見つけてしまい)、私が夏休みをとっていた時“上司がいないと仕事が早い。上司というのは、人の仕事の邪魔をして仕事した気になっているものだな”とのつぶやきを見てしまいました。この部下とはとても仲が良く、仕事以外にも、本や映画、恋愛や人生について、あらゆる事を語り合ってきました。生涯の友とも思える程の出会いだと思っています。ただここ数年、仕事の際はずっと一緒なので、一緒に居過ぎたなと感じておりました。そのツイートを見た翌日、彼の仕事に苛立つ事があり“この苦言は邪魔ではなく、仕事ですよ。勘違いしないように”とメールしてしまいました。このメールで、私がそのツイートを見た事が彼には分ったでしょう。その後、事務的にしか言葉を交わしていません。裏切られた思いもあり、悲しくもあり。良い関係を築いていたと思っていた分、凹みが大きいです。どう今後、振る舞えばよいでしょうか。彼は上司だから付き合いで話すというタイプではなく、話をしたくない、時間を使いたくない人とは交流を持たない人。なので、これまで過ごしてきた時間は偽りではないと思いたいです。この事を彼に素直に聞いてみれば良いでしょうか。このままでは感情が迷子になったままです」というメールをいただきました。

江原さん
「これは、彼が言う通りではないでしょうか。面倒臭い。公私を混同されるのは嫌。あなたは、上司になりきれていないなと思うんです。本当に理性的な人間ならば、部下に恋愛感情を持つ事があってもいいが、いざという時はむしろ理性的に上司の気持ちになって自分自身で切り替えて乗り越えてしまう方が、通常。主だと思う。けれど、あなたの場合は、そういう出来事があった時に、急に“女”になってしまった。“上司というのは、人の仕事の邪魔をして仕事した気になっているものだな”というのは、どこかで彼自身、仕事の上で不満が高まっていたのではないか。私の『スピリチュアル ワーキングブック(王様文庫)』をよく読んで欲しい。職場の恋愛というのは、たまたまというのはあるかもしれませんが、そこは社交場でも恋愛する場でも、お見合い紹介所でもない。もし、人の上司になるのであれば、理性的に切り分けなきゃダメ。理性が大事なのです」


「来年8月に結婚式を控えています。4年半の交際を経て、親への挨拶が終わり、円満に行くはずでした。ところが両家の顔合わせの際、私の両親が条件を付けました。私には妹がいます。2年前、10歳上のバツイチ子持ちの方とできちゃった結婚しました。私と親は結婚に反対でしたが、妹たちの結婚の許しの挨拶直後、親は私を裏切り、反対しているのは私だけと敵に回されました。それ以来、親への信頼や尊敬はなくなり、妹とは絶縁状態。親は謝ってきたので許しました。しかし、妹とは修復出来ず、連絡は取っていません。子どもも生まれたようですが、私は認めていないので、一生会いたくないと思っています。条件は、妹家族も結婚式に呼び、仲良くやってくれというもの。親の望みだけで、私も妹夫婦も望んでいないし、無理と伝えました。すると母は“妹家族が式に呼ばれないなら、結婚式の意味がないし、行かない”と言い、父も“行くか分からない”と言い出しました。親は私と妹の幸せを考えていると言いますが、妹の幸せしか考えていないように感じます。姉妹に仲良くして欲しい気持ちも理解出来ますが、この条件を来年までに受け入れる事は難しく、親が来たくないのなら仕方ない。けれど、彼の親の為にも結婚式は挙げたいと考えています。私は間違っているでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「家族全員、共に間違っています。家族というのは、映し鏡。学び合い。あなたも反対するほど、人の事まで面倒を見れる余裕がありますか。妹さんが10歳年上のバツイチの方とできちゃった婚をしても、妹さんの人生。それを、あなたが反対するとは何様なのか。だから、あなたは逆に、そう言われるのです。親は妹さんの事だけを考えているのではない。ここの家は全員、自分の事しか考えていない。親は親の体裁。あなたも自分の事。妹さんも自分の事。“妹の将来を考えて”“妹が絶対に不幸になるから”と言うのかもしれないが、あなただって、転んで失敗してきているはず。人には転ぶ権利もあるという事を忘れてはいけない。リスナーの方で、子どもに過干渉になっている親御さんもいるでしょう。どうしても言う事を聞かない時。助言はいいが、助言をしてでも行くとなったら“転んできなさい”という気持ちも大切。それが“愛”なんです。そういう面倒な事はしたくないというのは、実は自分自身が可愛い“小我”。だから、これはいい学び。全員間違っている。私なら、彼や彼の親御さんに相談して、家族全員を呼ばない結婚式に変える。もしくは“それは…”という彼の親御さんだったら、妹さんに“あなたの人生を束縛してごめんなさい”と言って全員に参加していただいて、それ以降、何も言わないか。要するにキャストを呼ぶという気持ち。ギャラをお支払いしなくちゃいけないのに、ご祝儀もいただけちゃう。理性的にこなす事が大事。コミュニケーションの問題で一番いけないのは、自分が正しいという絶対立場で物を考える事なのです」


「いつも斬新な考え方に“なるほどね〜”と言いながら拝聴させて頂いております。私は、小学校の頃から、友達や周りの人が話す事を常に真剣に聞いてきました。そのせいか、色んな人が私に連絡をしてきます。そして毎回、その方々の話を何時間も聞いて、真剣に自分の意見を言ったりしていました。ですが全員、私が自分の話をすると、まったく興味がないような返事をして、すぐに自分たちの話題に戻してしまいます。これって、ただ単に利用されているだけですよね。気付くのに40年もかかってしまいました。私は小学生の子どもに“自分の話を聞いてもらいたかったら、人の話もちゃんと聞きなさい”と言ってきましたが、私の様になっては困ると思い、自分の体験を少しずつ話しています。今は友達の話を聞くのが嫌になってしまい、連絡がきてもスルーしています。江原さん、どうしてみんな自分の話ばかりなのでしょう。会話のキャッチボールをできる人が少なくなりましたね」というメールをいただきました。

江原さん
「人は、自分の姿が見えないもの。あなたも絶対に自分が正しく正論だと思っているのでしょう。上から目線で意見を言うから、みんな“私が正しい”という事を聞きたくないのではないか。聞いてあげている態度もよろしくない。キャッチボールという以前に、あなたも、もう少し謙虚な愛情が必要なのではないでしょうか。“聞いてきてあげた”という感じがする。誰の為に聞いたのかというと、自分の為に聞いただけ。自分が人とうまくやっていきたいから。みんな、誰もがそう。自分の姿が分からない。『とねりこの木』というイルカさんの歌を私は歌っていますが『怖いものはなあに 自分が見えなくなること』。世の中の躓きや人間関係の問題もすべて“怖いものは、自分が見えなくなること”なのだなと思います」


「私には、知りたい事があります。私は中学の約3年間、周りに上手く馴染めず、いじめにあっていました。そのせいか、声に支障が出るようになり、今も当時よりはましですが、出しづらいです。完全に治す事は難しそうなので、上手く付き合っていく為に。なぜ、当時あのような状況になり、声が使いづらくなってしまったのか。なぜ、私の周りに一人も、本当に味方になってくれる友人がいなかったのか。そして、できればあの状況になった意味を教えてください」というメールをいただきました。

江原さん
「いじめにあっていたのは、気の毒。声に支障があるというのは、余程、心を殺されちゃったのですね。人間は、心が死ぬと声が出なくなる。どういう風にしていったらいいか。私がオススメなのは、歌。歌には言葉がある。自分の想いを代弁してくれる。それを歌う事で、どんどん変わっていく。音楽療法みたいなもの。カラオケでも合唱でもいい。合唱団に入ればコミュニケーションもある。“なぜ、味方になってくれる友人がいなかったのか”。あたなも今よりも若かったのだから、いっぱいいっぱいだったんだと思う。だから、こんな事を言うのも可哀想だけれど、もっともっと歩み寄る姿勢があったら良かったんじゃないかな。もっと、自分を信じたらいい。あなたはもっと好かれる人だという事を理解するといいのだと思います」


●江原啓之 今夜の格言

「悩みは成長のスタートです」
「思考に気をつけて生きましょう」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
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