2017/8/13
お盆休み、みなさんいかがお過ごしですか。
「“病院にはエンジェルさんがたくさんいるよ”という話や、看護師さんや医療従事者の方は意外に見ていたり聞いていたりするという話を聞きます。私の講演会にも医療従事者の方がいらっしゃる事が多いのです」という江原さん。
今日は『エンジェルさん特集』をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Candle in the wind / エルトン・ジョン
◇とねりこの木 / 江原啓之



「病院は、確かに姿のない患者さんがいます。病棟勤務の頃の話です。新人ナースだった頃、個室(大部屋の患者さんが、危篤になった場合、個室でお看取りする事が多かったです)で先輩に指導を受けていたら、誰もいないのに水洗トイレがジャーッと流れたり、いきなりドアがバタンと閉まったり。先輩に“なんだかラップ音が…”と言ったら“しょっちゅうだから気にしない、気にしない”と(一休さんの歌の一部のように)言われました。また、ご逝去の直前、ご親族が患者さんの周りを囲んでいらした時、私がドアを開けて病室に入ろうとしたら、ベッドに横になっている患者さんの体の上の方に、放射状に光が舞い上がり(ドラゴン花火のよう)眩しくてびっくりしていたら、心停止でモニターのアラームが鳴った事がありました。そして、老人ホームで夜勤の時にナースステーションで仕事をしていたら、男性が居室の入口で手を振っていたので“手なんか振っちゃって、可愛い…”と、仕事に戻ろうとした時、その方は寝たきりなので歩けないと思い出し、慌てて見に行ったら、すでに呼吸が止まっていらっしゃいました。お別れをしてくださったのだなと思いました。日常にあるので、今ではあまりびっくりしなくなりました」というメールをいただきました。

江原さん
「お亡くなりになる時に、放射状に光が舞い上がるというのは、そのように魂が抜ける瞬間があるのです。でも、勤めていらっしゃる方は、そのような状況が当たり前のようになってしまうのでしょうね。また、そういう事に接する時は、不思議と怖くないんです。よく幽霊を見て“怖い”と思うのは、ビジュアル的な問題ではなく、残された想いを感じて怖いと思ったりする時がある。“死にたくない”という想いや、誰かを恨んでみたり、憎んでみたり。そうではなく、通常“ありがとう”と死んでいく時は、同じようなビジュアルでも全然怖くないのです」


「僕は介護施設で勤務しているのですが、目撃談は多々あります。もちろん見間違いや、聞き違いもあるとは思っていますが、夜勤中に見回りをしていると後ろから“どなたですか?”と尋ねられたり、誰もいない部屋からAMラジオのような、男性同士がボソボソと語りあっているような声が聞こえたり。部屋の前で車いすに乗った知らないお婆様を見かけ、一瞬よそ見した後には、姿がもうなかったり…と。車いすの方のように姿がハッキリ見られた場合は、他の職員に髪型や体型を細かく伝えると“あ〜○○さんだ”と懐かしそうに話し、昔話に花が咲きます。しかし、音や声だけの場合は、伝えても怖がられる事が多いです。そんな光景をエンジェルさんが見ていたら嫌だろうなと思い、最近はお見かけしても話していません。怖がったりするよりも、その方の事を思い出して昔話をしたり“安らかに成仏してください”とお祈りする事が、やっぱり大切なのかなと思いました」というメールをいただきました。

江原さん
「怪談話というよりも、心がほんわかと豊かになりますね。まさにエンジェルさんですね。あなたのお話も、すごく納得します。日々、私自身が感じる事。誰かがボソボソと話していたり、話しかけられたり。振り返ってみても誰もいない事も小さい頃からしょっちゅうある。私も見間違いや見当違いの時もあると思う。けれど、誰もいないところで、ボソボソと話す声が聞こえて振り返っても誰もいなかったりするんです。また、霊感がない人はいない。右脳と左脳に似ている。どちらの方で生きているか。現実的に生きていても、そういう感性を持っている人だと冷静に捉えたりする。“私は見た!”とか言わないんです。非常に淡々と捉えている。こういう方は、仕事は理性的にこなして、左脳的だけれど、右脳的な感性を持っている。このような方は優しい感性を持ったいい介護師さんや、看護師さんなんだろうなと思います。また、成仏できていないわけではなく、“元気だよ”という事で懐かしみがあって現れたりする。ここのところ孤独な方も多い。そうすると、身内よりも施設でお世話になった方の方が馴染み深かったり、孫のように思っていたりする事もあると思うんです。温かい心の交流のような気がします」


「不思議な体験をしました。父が亡くなるかもと病院から連絡がありました。家族はみな駆けつけましたが、私は“大丈夫”と思っていました。ところが30分程経って、仏間の鐘がチーンと鳴り、何故か胸騒ぎが。急いで駆け付け、エレベーターに乗った時、黒い人影でマントを頭からすっぽり被った人がいました。そして、父が入院しているフロアの扉が開いたら、家族の泣き声…。私は、一緒に乗ったあの影は死神様だったのではと思っています。死神様はいらっしゃるのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「“死神様”はいません。あるとしたら“お迎えの人”。“黒い人影でマントを頭からすっぽり被った人”というのは、黒い影を、そう想像しただけではないかな。黒い影だからマントだと思っただけで、死神のように感じてしまったのではないか。お身内の誰かが“お迎え”に来たのだと思う。私も考え違いした事がある。ロンドンで昔、アパートを借りて勉強をしていた頃。高熱が出て“苦しい”と思いながら寝ていたら、黒い人影がウロウロしていて“こんな弱っている時だからバカにされているんだ”という気持ちになっていた。また外国に一人でいるとちょっと孤独で、気が引き締まっている。私のアパートの下にあるガソリンスタンドのお店のお兄さんも、具合が悪くてボーッとしていると、すぐに釣銭をごまかすんです。そういう事もあるから、いつも身構えて“どいつもこいつもバカにしやがって”と思っていた。そして帰国後に当時の私の先生に“その黒い人影は、あなたのお父さんよ。その後、熱下がったでしょ?”と言われた。父が心配をして来ていたんです。確かに“帰国できないかな”と思っていたけれど、帰国できた。どこかで自分自身のフィルターを通して見てしまうと、良いものも悪く見えてしまったりする。“お迎え”は誰にでもあるので“死神”が来て連れて行ってしまうわけではないんです。“お迎え”は大体、身内。もしくは、必ずその人にとって“ありがとう”という、一番嬉しい人。身内でも会いたくないという人は来ないのです」


「私は以前、看護師をしていました。病院勤務の時に『霊の話』よく聞きました。私も患者さんが亡くなられた夜に、シャンシャン、シャンシャン…といったお遍路さんの鈴のような音を先輩と共に聞きました。旅立ちの際のご挨拶かなと思い、不思議と怖くなかったです。他にも、誰もいない部屋からのナースコールや、患者さんからも霊にまつわるクレームも多々ありました」というメールをいただきました。

江原さん
「シャンシャンという鈴の音や、チーンという鐘の音はありますね。お別れや信仰的な部分で日本の文化が表れて、そういう表現をするという事がある。また、ナースコールなど、電気のものと霊的なものは相通じるようで、電気が点滅したり、ザーッとなったり。私の収録でも時々、音が途絶えてしまったりノイズが入ってしまったりもする。霊も電波も見えないから同じなんです。霊は信じない。電波は信じるというのは、不思議。聞こえるからかもしれませんが、霊も同じなのです」


●江原啓之 今夜の格言

「たましいの確信は、人生を豊かにします」
「たましいの存在を知れば、人生に怖れがなくなります」

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