2017/9/17
世の中には何でもマイナスに捉えるネガティブさんと、どんな時にも前向きなポジティブさんがいますね。
「私は、面倒くさい人は幸せになれないと思う。物事はシンプルに考える事が大事。ネガティブやポジティブというよりも、シンプルに考えて、するべき事をやる。これだけでいいと思うんです。頭が動いて口が動いている人というのは、行動しない。考えている時間がもったいない。“今日は家事が面倒くさくって、お天気もこうだし、ああだし…”と考えている間に、何かやった方がいい。私は面倒くさい人、苦手なのです」という江原さん。
今日は対照的な『ネガティブさんとポジティブさん』のメールをご紹介しました。

今夜お届けしたナンバー
◇Take It Easy / イーグルス
◇楽園 / 江原啓之



「私の母はとても心配性です。何かしようとすると、だいたい第一声にネガティブな事を言い、大きな一歩を“ずり足”に変えてしまうようなところがあります。悪い事を頭に巡らせて思い悩んだり、予定と違う事が起こると、些細な事でも必要以上に驚き、落ち着いて対応できません。車を運転中に曲がる所を一本間違えただけでワアワア言います。母はもうすぐ70歳ですが、今までも今もずっとこんな感じです。母の母親も、ものすごく心配性でした。小・中学の孫もいますし、母自身の為にもポジティブに考えた方がいいんじゃないかと、常々思います。心配性になるには理由があるのでしょうか。心配性をポジティブに変える事は可能でしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「お母さんとお祖母さんの心配性は元々なのかもしれないが、年代というのもあるのかもしれない。また、こういう家系は、言葉の変換作業が必要。お年寄りは座ったり立ったりするのに“どっこいしょ”“あぁ、やれやれ”などと言う。それと同じように思ったらいい。また、自分自身に自信がないという事が分かっているお母さんなのでしょう。道を一本間違えた時にワアワア言うのは“それで事故でも起こったらどうするの!大変じゃない”と、想定外に対応できないから。想定内の中に生きているというだけの事。この年代の方をポジティブに変えようとしても無理。あるとすれば“どっこいしょ”“ハイ〜ハイ!”という合いの手が必要だという事。ポジティブ合いの手。マザー・テレサの言葉じゃないけれど“相手を変えようとしてはいけません。自分が変わるのです”。そして車の中で常に『Take It Easy』を流す。それで対処できます。大丈夫です」


「半年程前に社内で異動となり、これまで30年以上やってきた業務から離れ、まったく新しい仕事に取り組むようになりました。60歳の定年退職まであと数年というところまで迫り、今回の異動となりました。分かり易く言えば、元居た部署からの戦力外通告。または左遷ですが、しかし前向きに捉えれば、新たなキャリアを積んで60歳以降も働く事のできるチャンスを頂いたのかもしれません。今は、この異動を前向きに捉えて、60歳以降のキャリアも視野に入れて、新たに資格取得にも挑戦するつもりです。定年退職が見えてくるとつい、守りの姿勢に入りがちですが、人生はまだまだ長い!攻めの姿勢で取り組んでいきたいと思います」というメールをいただきました。

江原さん
「ポジティブで良い事ですね。もうひとつプラスしたらいいなと思うのは、長く働いて、急にこの年代になって新しい事に取り組むというのは、普通は大変な事だと思うし、すごくご立派な事だとも思う。けれど、お分かりだとは思いますが“人は、仕事をする為に生まれていたのではなく、生きる為に仕事をしている”のです。いずれ仕事を離れる時代もやってくる。そうなった時の為にも、自分の楽しみや、自分自身“何をしたら充実するのか”を、同時に視界を広げていっていただけたらいいなと思うのです。この世代の方は、仕事に専念していってしまうから、仕事が終わったら何をしていっていいのか分からなくなってしまう事もある。これを機に、仕事の新たな挑戦及び、人生の地図をよくご覧になられたらいかがかなと思います」


「僕は今、大学生です。僕は弱い人間です。そしてプライドが高いです。大学2年で、周りのみんなは彼女とかサークルとかで楽しそうにやっている一方、僕は友達もあまりいなく、彼女なんていません。そういう楽しそうな人たちを見て、正直、羨ましいと思ってしまいます。その一方、僕は1人で音楽活動をしていて、将来はプロになりたいという夢があります。なので、そういう楽しそうな人たちを見ると、1人で“将来見とけ”“ビックになって見返してやる”と思ってしまいます。しかし実際問題、音楽活動もなかなかうまくいかず、正直うまくもないし、弱い人間ですから、家に帰って涙を流す日々が続いています。アルバイトもしているのですが、毎日アルバイトに行く事も、正直、周りの人とうまくいかなくて苦痛です。しかし、お金も全然なく、生活も大変なのでバイトはしなくてはいけません。こんな事、普通の人にはないんですよね。僕は弱くて周りの当たり前ができないのです。何を解決したいとかではなく、こんな弱くて周りとうまくやっていけないような僕は、これから夜、辛く過ごさない為に、どんな気持ちを持って生きればいいのでしょうか。そして、休暇中に地元に帰るのですが、地元の友達ももう相手にしてくれないと思って、とても辛いです」というメールをいただきました。

江原さん
「暗いですね。スーパーネガティブ。面倒くさいタイプ。感情はいらない。理性です。あなたは、自己憐憫の塊。“可哀想だねぇ。大丈夫大丈夫。よしよし”と言ってもらっても変わらない。そんな言葉は、何の役にも立たない。それよりも、分析していく事が大事。まず、弱いからプライドが高いんです。強い人間は、裸で十分だと思っているから、最初からプライドなんて持っていない。友達も彼女も作ればいい。羨ましいと思っているんだったら行動!何が足りないか。行動です。将来プロになりたいという夢があるのは素晴らしいが“将来見とけ”という気持ちのある人は音楽をやってはいけない。音楽というのは、人に対して“幸せ”を与えていくのに“将来見とけ”というケチくさい心の音楽を聴かされると、ものすごく“おとたま”も“ことたま”も良くない。誰もその音楽にはノッテこない。世の中で音楽をやっている人たちはポジティブ。ポジティブじゃない人は、いずれ朽ちる。“みんなの幸せ祈っているぜ!”という人にならなければダメ。うまくないのであれば、うまくなるように頑張る。グジュグジュ言っている前に練習!家に帰って涙を流すという感性は、作詞をするには向いている。けれど、こういう形で表してはいけない。音楽の中で表してくださいね。アルバイトでうまくいかないのも、うまくいくようにする!何が原因でうまくいかないのか。自分が暗くてダメなのか。みんなと合わせられないのか。みんなと合わせられなくても、すべて共感しなくても“そうだね”と上に立つ。それが本当のプライド。“みんなが幸せで良かった良かった”という、それくらい太っ腹な気持ちになれないものだろうか。お金がないのも、だからアルバイトしているのでしょう。頑張れ!みんなも同じ事をやっている。みんなも同じように苦労している。どんぐりの背比べ。私が細かく言ってあげたから、そこで自分自身で築き上げる。グジュグジュ言っていないでまず行動です!若いし、まだまだ未来がある。情報過多がいけないのかな。ある程度“若さは、バカさ”。それが素敵なんです」


「辛い経験、苦しみ、悩みなどは、魂が成長する為の学びとおっしゃいますが、私はその様な経験は特になく、家族、友人、職場にも恵まれ30年間ずっと悩みもなく幸せです!まったく学び知らずで、私の魂は成長できていないんじゃないかと思ってしまいます(笑)。江原さん的には“学べないので、幸せじゃない”?ですよね?学びだからといって、辛い経験を呼び込みたい訳ではないですが、私の魂ぃー…と思ってしまいます。人生の学び。“自分がなぜ生まれてきたのかを知りたければ、親を見れば分かる”と教えていただきましたが、鈍感過ぎるのか、さっぱり分かりません。私の魂は成長できているのでしょうか。教えてくださーい。江原さん」というメールをいただきました。

江原さん
「心配しなくて大丈夫!これからいくらでもいっぱい色んな事が待っています。そこから学んでいくのです。何もない人生の人はいない。安心してください。人は必要以上に幸せな事も不幸な事も怒らない。私はあなたを見れば大体、親が分かります(笑)」


●江原啓之 今夜の格言

「ネガティブは依存心の怠惰な感情です」
「ポジティブとは、理性的に自身の至らなさを理解することです」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ 江原さんに聞きたい事
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ 不思議な体験・エンジェルさん目撃談
◇ あなたが感動した言葉
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