2017/10/15
秋は恋愛の季節でもありますね。
「今までは近くに寄ると暑苦しかったのが、寒くなっていく毎に、寄り添う人が欲しくなるのでしょうね。私は、様々な方の恋愛相談にのってきたので、恋愛において“私はすごいな”と思っているのです(笑)。恋愛のテクニックどころではなく、哲学を持っている。恋愛でうまくいかないパターンは絶対にある。また、恋愛というのは、すべての人間関係の一番いい練習。恋愛はバカにしてはいけない。恋愛は素晴らしい事。人間関係の中で一番深いのは恋愛。恋愛というのは“利他愛”の練習。人を好きになると、相手が好きな髪型に変えたり、お弁当を作ったり、バレンタインデーにはチョコレートを作ったり。自分というものを変えていく。けれど、全許容もダメ。どこまでが本当の“大我の愛”なのかという事も学べるのです」という江原さん。
今日は『恋愛』をテーマに番組をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Stay With Me / サム・スミス
◇愛の日 / 江原啓之



「終わった恋に喝を入れてください。最近知り合った押しの強い男性と、今まで一度もなかったのですが、体の関係から付き合いがスタートしました。年齢も結婚適齢期。友達も結婚していく中、恋人も3年居らず、次に付き合う人は結婚相手がいいと思っていた最中、まったく理想としない関係のスタートでした。最初に体の関係を持ってしまった時、やっちまった…と自己嫌悪で、二度と会う事もないと思っていましたが、家も近く、偶然会う事もあり、そのまま関係が続きました。しかし、会えるのは彼が会いたいときのみ。こちらからの連絡は一切無視。この関係は身を滅ぼすと思い“ちゃんと付き合いたい”と話しました。すると彼は“この付き合い方しかできない。一方的に好意を持たれるのは困る”とあっさりフラれ…。出会ってから一ヶ月ちょっとで関係終了なのですが、思っていた以上にダメージを受けました。ひと夏のアバンチュールのネタとして想い出にしたいのですが、家が近すぎるせいで偶然会ってしまいます。彼は、何事もなかったかのように、私に笑顔で手を振ってきますが…。連絡先も消し、今後、関係が発展する事はありませんが、こんなダメダメな私に喝をいただけないでしょうか。それをバネと勇気に、次こそ幸せな恋愛を掴みたいと思います。幸せの予感はもうすぐと信じて!」というメールをいただきました。

江原さん
「常々言っていますが“ファストフード女”になってはいけない。ファストフードは早くにオナカがいっぱいになってしまう。てっとり早く丼物を食べるのと同じ。ちゃんとしたコースは、先付や前菜から始まって、メインディッシュとなる。先にお腹いっぱいになってしまったら、飽きてしまう。本当にやっちまったなぁ。もう、こういう事はやめましょう。よっぽど潤いが欲しかったのと、焦ってノリでいっちゃったのでしょう。近所で会っても、相手もにっこり笑って手を振ってくるような仲なのだから、放っておけばいい。こっちも“イケてる女”を作りなさい。ビクビクしたり、嫌な顔をするよりも“こんにちわ〜”と言った方がいい。けれど、こういう出会いがあったという事は、段々幸せの波がやってきている。同じ轍は踏まないという事だけ考えましょう」


「恥ずかしながら、悩みがありましてメール致します。私、来年50歳になるのですが、今の今まで、女性として男性とお付き合いした事が一度もないのでございます。片想いは何度もしまして、告白も何回かしているのですが、その度“迷惑だ”“今年、結婚を決めているから付き合えない”とか。バレンタインでチョコレートを差し上げても“悪いけど受け取れない”とか言われてしまいます。本当にモテナイのでございます。実は今、片想いの男性がいまして、好きなのですが、またフラれてしまうのではないかと。色々あった両親を見ているので、結婚に夢は持っていません。でも、彼とでしたら結婚したい。女性としてお付き合いしたいと本当に思ってしまいます。私は女性として、一度も男性とお付き合いできずに一生終えてしまうのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「非常にご丁寧なメールを賜りました。けれど私、不謹慎にもちょっと面白くなってしまいました(笑)。きっとお堅いのでしょうね。相手にとって、真面目過ぎて、重くのしかかってしまうのかもしれない。普通、チョコレートを“受け取れない”とは言われないと思う。“どうもありがとう”と言われると思うし、“好きです”と言われたら“ごめん、それは無理なんだ”と言われるのはよくある事。“悪いけど受け取れない”と言われる程、重〜いチョコなのでしょう。片想いの男性がいても、告白すればいい。けれどダメだったら、お見合いをした方がいい。お見合いの方が、相手の素性もよく分かる。恋愛というのは、例えば自分が親の面倒を見たいと思っていても、相手が遠方の人だったら、好きになったら仕方がない。けれど、お見合いの場合は、条件を満たしているかどうかを選べる。近所だとか、長男じゃないとか。そういう意味で、私はお見合いを進めているんです。私は50歳を過ぎて初婚で、結婚している人を何人もみています。ただ、多くの方が後添えの場合が多いかな。けれど、子どもさんも巣立っていて、とっても幸せな最期まで迎えられているという方を何人もいる。希望を持っていかれたらいいと思います」


「最近、年齢・体力もあり、男性に以前ほど関心がなくなりました。以前の私は、本当に若かったと感じます。以前は“運命”を信じていたところがありますが、今は“運命”があると思うのは変わりありませんが“運命”の男性に対する感覚が変わりました。誰でも良いとは違いますが、どんな人でも“運命”と思うようになりました。縁とは、あっけないものに感じます。“まあ、そんなものだよね”と、失恋や別れをしたら思うようになりました。20代は、恋愛に一生懸命に一途に相手を想い、きちんとした別れができないと、納得できませんでした。それは、おとぎ話のような縁に、乙女心を抱いていたからだと気付きました。選択はたくさんある事。選ぶのではなく、目の前にあるもの。そこにおとぎ話でない現実があるのだと、30歳になり、感じています」というメールをいただきました。

江原さん
「なるほど。何も分かっていませんね。私の本を読んでくださっていない事がよく分かる。“運命”は自分で作るもの。“宿命”と“運命”は違うのです。“素材”と“料理”。出会いは“宿命”。それを育むかどうかが“運命”。その他は当っている。おとぎ話ではなく、目の前に来る人は全部“宿命”の方だから、それをどのように“運命”にするのかという事なのです。励んでくださいね」


「僕には1年間付き合っていた彼女がいました。今、別れて1年半になりますが、毎日、その彼女を思い出しては落ち込んだり、楽しかった日を思い出して泣いたり。忘れられない日々が続いています。江原さんがよくおっしゃっている“偶然はない。すべて必然”という言葉。だとしたら、僕が経験した“別れ”というものは、必然なのでしょうか。そして、未練というのは“小我”なるものなのでしょうか。女々しい僕に、どうかアドバイスをお願いします。P.S.食べ過ぎには注意してください」というメールをいただきました。

江原さん
「余計なお世話ですね!人の心配をする前に、まず自分の事ちゃんとしなさい(笑)!あなたはまだ20歳。1年前といったらまだ19歳。若い時というのは、そういうもの。未練というのは“小我”なもの。“大我”は、相手を想う事。別れをお互いに決めたならば“幸せになってね。次にいい恋愛してね”という気持ちを、相手にも自分にも向けるべき。これから経験と感動。たくさんそれを重ねる。19歳くらいの恋愛でずっと続くというのはなかなかない。今の人は、純粋なのでしょうね。頑張ってくださいね」


●あなたが感動した言葉―――

『人間は、一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に』
(花茂さんが日々感謝しながら生きていきたいと思った、教育者・哲学者の森信三さんの言葉)


●放送時間変更のお知らせ●
10月22日(日)のTOKYO FMでの放送は『衆議院議員総選挙特別番組』放送の為、放送時間が変更になります。ご注意ください。
・TOKYO FM 19:00−19:25に変更
・FM OH!・エフエム山陰 は、通常通りの放送です。
来週もどうぞお楽しみに!


●江原啓之 今夜の格言

「自己愛から利他愛への道。それが恋愛です」
「大切なことは、そこに大我があるか否かです」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ 江原さんに聞きたい事
◇ ネガティブなお便り
◇ HAPPYメール
◇ 厄払いのお便り
◇ 不思議な体験・エンジェルさん目撃談
◇ あなたが感動した言葉
◇ 若者からのお便り、みなさん、一緒に考えていきましょう!
◇ 『お笑い』エピソードのお便り
◇ リクエスト
◇ 10月お誕生日の方
◇ Dr.Recella城嶋さんへの質問コーナー
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