2015/6/7
梅雨の季節になりましたね。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
「今の若者を“さとり世代”というらしい。悟っているとは思わないが“あきらめ世代”だと思う。大きな夢を見る事なく現実的で、空気を読んで、なるべく目立たぬように振る舞うんだとか。みんなで目立たないように姑息に生きている感じもあって、もっと堂々と生きればいいのに。でも、若い人のメールいいですね。強い事も言いますが、変わってくれるような気がする。未来が、そこから何かあったらいいな。最近、若い番組リスナーもとても増えてきて、とても誇らしく嬉しく思っています」という江原さん。
今日は『若者特集』をお送りしました。

今夜お届けしたナンバー
◇We Are Young / Fun
◇誰かのために(オリジナルVer.) / 江原啓之




「僕はめでたく中学生になりました。ですが、学校では僕らが大人になる10年後や20年後、これから日本は総人口が減ってしまい、社会人として働くのは大変な世の中になると言われ、暗くなります。グローバル化は甘くない。英語だネイティブだと発破をかけられ、まだ英語は習っていないのに怖くなります。僕は勉強が大嫌いで、数学の分数や社会の歴史等は将来の役には立たないと思え、どうして勉強が好きな人がいるのかよく分かりません。家は好きでのんびりできるけど、何かイライラして、学校の事を考えると楽しめるようになれるのかなとも思います。国際的に海外に出て生きていかないと、これからの日本はダメですか?勉強は将来役に立ちますか?」というメールをいただきました。

江原さん
「私が一番分かってもらいたいのは“英語だ、勉強だ”という事がメインではない。視点の学びにはなると思う。例えば歴史。“もしも、こうだったら、こうだったのではないか”“この人がこうだったから、こういう歴史になったのかな”等。数学でも“そういう考え方があるのか”という視点の訓練。トレーニングだと思って。社会に出て、分数が出てくるかというと、出てこない。でも、そういう視点が色んな事に役に立つ。英語に関しては、海外で働くコーディネーターさんに“そこまでネイティブに英語が話せるなんてすごいね”と言ったら“日本では自慢だったけれど、こっちに来たら子ども以下。だから英語で生きていくのは無理なの。英語はひとつのツールであって、何に対して英語を使うかなんだ”と言われたのを、今でもすごく覚えている。仕事で、プラスアルファで役に立つもの。だから、あなたが何をやりたいか。そこに絶対に無駄はないから、やっておいた方がいいと思う。ただ“海外に出て行かなければならないのか”等、あまりニュース煽られない方がいい。すごく泥臭いアドバイスをするけれど、この世の中でどんな時代でも、日本だろうが海外だろうが、生きていくには“衣・食・住”。これだけは、絶対人間には欠かせない。それに関わる仕事が夢の中にあれば、それを貫いていけば、絶対に朽ちる事はない。何をやりたいのか考えて欲しい。夢は大事だと思います」



「私は一度も働いた事がないニートです。最近では外に出る事もなく、引きこもりのような生活をしています。働きたいという気持ちはあるのですが、自分が社会の役に立てる気がしないので、なかなか勇気が出ません。歳が近い人が活躍しているのを見ると、自分は時間を無駄にしている事がとても悲しく思えます」というメールをいただきました、

江原さん
「そういうのだったら、暇にしてはいけない。ゆとり世代がよくいう言葉。“自分が社会の役に立てる気がしない”。それなら、お金にならなくても、役に立てるのだから、近所を掃除して歩けばいい。働きたいという気持ちがあるのならば、まずは、規則正しい生活を送る事。社会の為にと思うのであれば、バイトでもいいからして、税金を納める。あなたの税金が、道路や福祉の役に立つ。働く!社会に出る!ダラダラ生きてはいけません!役に立ちたいと思うなら、何でも行動をとる事です」



「心を強くする方法について教えて頂きたいです。私は幼い頃から、断る勇気が人一倍ないです。本当は嫌だなと思っても、相手が喜ぶならこれくらいいいっかと思って、ついつい承諾してしまいます。それくらいならまだしも、お店に行った時に、店員さんに勧められた物をだいたい買ってしまいます。やはり、自分の中に、誰かに嫌われたくないという甘えた心があるんだと思います。それは自覚しているのですが、なぜか少し怖いのです。心を強くする方法などがあれば、教えて頂きたいです」というメールをいただきました。

江原さん
「今、こういう人が結構多い。こういう人はだいたい親が“こうしろ、あぁしろ。こうじゃなきゃダメ”と言っていて、自分で考えられなくなってしまっている。そうすると“No”と言えなくなってしまう。そこにも問題はあると思う。でも、私はあまり心配していない。取り返しがつかないところまでしてしまったら問題だが、自覚しているから大丈夫。ビクビクしないで生きるという事が大事です」



「昔の方がいい歌が多いと思いませんか。今と昔、何が変わったのでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「昔の方が言葉にメッセージ性があった。今の歌は、日常の情景や景色のような歌が多い気がする。昔の歌は、心にしっかり染み入るようなドラマがあった。昔、玉置宏さんが“歌は3分間のドラマです”と言っていたが、今はドラマがない。昔は阿久悠さんや岩谷時子さん等がいたが、今は作詞家がいないんだとか。昔の歌もみなさん、ぜひ聴いてみてくださいね」



●あなたが感動した言葉―――

『“失敗の原因を素直に認識し、これは非常にいい体験だった。尊い教訓になった”
 というところまで心を開く人は、後日進歩し成長する人だと思います』
(就職先が決まったいしわたりひろおさんが感動した松下幸之助の言葉)

『人生に七味あり。うらみ、つらみ、ねたみ、そねみ、いやみ、ひがみ、やっかみが
 ふりかかってこそ、人生に深みや味わいが出るんだよ』江上剛さんの小説からの引用
(ももこさんが落ち込んでいる夫を勇気づけた時に、逆に励まされた夫からの言葉)


●6月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
6月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

◇Dr.Recella城嶋さんへのお便り募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、
失敗談などみなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
城嶋さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。
◇ リスナーのみなさんの生の声が聴きたい!『突電コーナー』ご好評いただいておりますが、こちらからかける場合は“非通知”となりますので、あらかじめ“非通知解除”をお願いします。

●江原啓之 今夜の格言

「生まれてくる子どもに変わりはありません。すべては社会の映し出しです」
「人生の先輩たちに間違いがあったのです。ごめんなさい」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
◇ いま江原さんに聞きたいこと
◇ ネガティブなお便り
◇ しょく語り
◇ 厄払いのコーナー
◇ エンジェルさんのコーナー
◇ 6月・7月お誕生日の方
◇ Dr.Recella城嶋さんへの質問コーナー
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