2015/6/28
6月も、もう終わり。いよいよ夏の到来ですね。
「この番組では何度も親子をテーマにお話をさせていただきましたが、親を見れば、自分が生まれてきた理由が分かる。親子の問題はずっといつまでも引きずるというけれど、それが大テーマだから。人生の殆どがそこ。それだけ深いものなのです」という江原さん。
先週に引き続き、今夜も親子の問題をテーマにお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇Father and Son / ロッド・スチュワート
◇私だけの子守唄 / 江原啓之



「今年に入り、低年齢による犯罪をニュースでよく見かけます。私自身子どももおり、見るたび、複雑な思いになります。これから子どもたちを育てていく為に、どのように子どもと関わって育てていけばよいでしょうか」というメールをいただきました。

江原さん
「これは、深く大きな問題。ひとつふたつの問題ではなく、物凄くたくさんの事が映し出されていると思う。6月7日の若者特集の〆の言葉で“人生の先輩たちに間違いがあったのです。ごめんなさい”と、この番組で初めて謝りました。これまでの世代がいけなかったから、若い人に向けて、代表で謝った。まずひとつ言える事は、大人がいなくなった。みんな子ども。肉体は大人になっても、魂の上では子ども。それを時々良しとしたりもする。例えば“兄弟のような親子”。私は、決して良い事だとは思わない。兄弟のように仲がいいという事はいいけれど、親子。威厳はどこにいったのか。ひとつ聞き間違えると、親の免罪符な様な気がする。“友達のようでいいのだ”と。本当は親だから、見本にならなければならない。もうひとつは、子どもにとって、今、恐いものがなくなった。親も、過剰に子どもを守るという事もそう。また昔は、隣のオヤジなど、他者に怒られたりした。今は、そんな事をしたら大変。みんな当たり障りなく、見て見ぬふりをしている。やはり、一番は大人がいなくなった。欲望に駆られて、みんなが子ども。私の今のテーマは“自己憐憫”。自己憐憫の言葉が、みんな好き。“あなたは、あなたのままでいい”“あなたは、間違っていない”など。世の中全体が大人にならないと、変わらないと思う。私の携帯サイトで、お悩み相談というのがある。その中の親子の問題で“親が悩むのは分かるが、よく考えてください。本当に子どもを思っているのですか。自分を可哀想だと思っているのですか”という事が分からない相談が圧倒的に多い。例えば“子どもがずっとゲームをやっていて学校に行かない。その子にとって、私はどういう風にすればよいのか”などの悩み。悩みは分かるのだけれど、そう言う前に、インスタント思考。今乗り越えればいいと思っている。人生は長い。地道に成長を見守る。今、『天皇の料理番』というドラマもあるが、勘当もされ、人を傷つけながらも、涙を流しながら、成長していく。だから、お母さん自体が幼稚だなと思うのです」



「私は、3人の子を育てています。最近9歳の長男が、お姉ちゃんとの口ゲンカでキレて、暴力を振るったり、宿題が思うように綺麗に書けなかったからと、椅子や机を倒したり。誰にも言えない事ですが、一度はキッチンから包丁をとろうとしたのです。大激怒で“やめなさい!”と、身体をグッと抱きしめても怒っても、ギャンギャン泣いて暴走。落ち着くとケロッとしていますが、うちでしか見せない姿なので、ストレス発散なのかと思う反面、最近の事件でもあったように、息子がカッとなって、家族を殺害のような事になったらと、少し気になる様になりました、家族でも暴力で傷つけたら犯罪だよって脅してしまった私は、間違っていますか?息子は友達も多く、毎日遊び、サッカーも頑張っています。学校では、学級委員もやっていますが、家の中では、ひどくわがままです。甘えているのかなぁと、外でやんちゃするよりはと、私も大きく受け止めているつもりですが、学校でも最近キレちゃう男子をよく聞きます。うちの子に限ってと思ってしまいますが、明日は、我が子かと思ってしまうと、何とかしてあげたい。おかあちゃんとして、教えてあげられる事があれば、教えて頂きたいです」というメールをいただきました。

江原さん
「怒った事は、間違ってはいない。肝心なポイントは、子どもは、最初は善悪が分からないという事。言葉と同じで、メリハリが必要。ただ叱るのもあるが、本気になって叱らなければならない時があると思う。“叱ってはいけない”などという人もいるが、叱るのと、当たるのは違う。叱る事は大事。叱るは愛。当たるのは感情。親子であった時には、綺麗事ではなく、本当に懲らしめるという事が大事。絶対に許さない事は、追いかけまわしてでも、何してでも八つ裂きにするくらいの気迫が必要だと思う。以前『オーラの泉』に出ていた時、千代大海さんがいらっしゃった。千代大海さんは、昔、物凄くやんちゃだった。大相撲に入る立ち直るきっかけは、いい事ではないが、お母さんが、包丁を突きつけ“お前がこのままだったら、お前を殺して、私も死ぬ”と言われ、千代大海さんは“本気なんだ。本当にこれは困っているんだ。自分がいけないんだ”と思い、大相撲に入ったんだとか。それで、親に恩返しをした。包丁の事は別にして、本気で向き合ったという事。自分に真剣な気迫や心がなかったら、通じないと思う。普段は“コラ”などと言っていても、“本当に許さんぞ”と言うと、一生やって良い事、悪い事がちゃんと分別つく子になると思う。そこで、大泣きしたとしても、昔から、疳の虫というのがあるし、癇癪というものがある。それで、ギャーッと泣いたら、スッキリしたりもする。ちょっとした反応で、親がビクビクせず、それくらい気迫を込めて、大らかに、肝っ玉母ちゃんでやっていってくださいね。やってはいけない時には、押さえつけてでも、跨ってでも、やってはいけないんだという事を教える事が大事だと思います」



「今年、2番目の娘が高校を卒業し、美容師になりたいと、働きながら学校に行く事になりました。そんな彼女から、母の日にメッセージが届きました。“最近ママの言っていた事は、こういう事だったのかと思う事がたくさんあります。心を鬼にして、厳しくしてくれた事、本当に有難かったです。厳しい業界で生き残る為に、根性と常識を教えてくれました。本当に自慢の母です。母ちゃん大好き”。何よりうれしいプレゼントでした」というメールをいただきました。

「素晴らしい。やはり、後になって分かる事。あれだけ厳しく言っても、という事があるのですね」



●6月生まれの方 誕生日おめでとう!! ―――
6月生まれのみなさんは、博愛に満ちた人。
差別なく、すべてのたましいと向き合ってください。
※たくさんのメールいただきました!すべての方の名前をご紹介できずに申し訳ありません。

●7月お誕生日の方、メールをお待ちしております!!
“おめでとう”の“ことたま”をプレゼントします。
こういう時代だからこそ生きていること、生まれてきたことに感謝したい。
7月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生に関するエピソードなど
ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

◇ Dr.Recella城嶋さんへのお便り募集しています!
スキンケアや化粧で気を付けている事や、
失敗談などみなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
城嶋さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。
◇ リスナーのみなさんの生の声が聴きたい!『突電コーナー』ご好評いただいておりますが、こちらからかける場合は“非通知”となりますので、あらかじめ“非通知解除”をお願いします。


●江原啓之 今夜の格言

「親子の学びこそ、生まれてきた理由が込められています」
「成果主義は、躓きしかありません」

番組ではあなたからの感想・メッセージを募集しています
◇ あなたが感動した言葉
◇ いま江原さんに聞きたいこと
◇ ネガティブなお便り
◇ 突然の電話コーナー
◇ 厄払いのコーナー
◇ エンジェルさんのコーナー
◇ 7月お誕生日の方
◇ Dr.Recella城嶋さんへの質問コーナー

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